4日目 ページ11
岩｢体調どう？昨日帰ってきたらもう寝てたからびっくりした｣
『ごめんね、疲れちゃって…』
岩｢無理すんなよ？｣
『うん、ありがとう』
こんなに優しい人が嘘をついているなんてこと、有り得ない。
でも…もし向井くんがストーカーじゃないなら…。
『照くん、このマンションってセキュリティどんな風なの？』
岩｢どんな？＿＿オートロックで、入口にもキーがあるよ｣
『じゃあ、ストーカーがいるって言ってたけど…入ってはこれないよね…？』
岩｢大丈夫だよ。卑怯な手使ったら入れるかもしれないけど…｣
『そっか、ありがとう。ちょっと気になっただけだから、心配しないで』
岩｢ん。じゃあ仕事行ってくるわ｣
『うん、頑張ってね』
照くんを見送って、作ってもらっていた朝ごはんを食べながら色々と考える。
鍵を持ってないとここまで入って来れないはずなのに、あの人は入ってきてた。
仮に他の部屋の人にお願いして開けてもらったとしたら…
鍵を持ってなくても入ってこれる。
でも…、彼はそんなことはしていない気がする。
『写真、青椒肉絲…』
呟いて思い出す、テレビ台に並んだカメラのレンズのこと。
写真を撮りたいって言ってた。
ストーカーが家の中のことまで把握してるとは思えないし…、
思い返せば向井くんは的確に家の中のことを言っていた。
一番しっくりくるのは、向井くんが元彼だという予想だけど…。
『ごちそうさまでした』
空いた食器を片付けて、一昨日ぶりにテレビ台の棚を見る。
いくつか並ぶレンズに変なところはなさそう。
照くんとあの向井くんの趣味が被っただけだろうか。
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紅彩(プロフ) - みぃ。さん» 初めまして。楽しんでいただけたようで作者冥利に尽きます！ありがとうございます！！ (2021年3月6日 8時) (
レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - 初めまして。お手紙やカメラのくだり辺りから何となく想像してはいましたが、まさか4回も忘れさせてたとは！怖かったぁ！でも面白かったです。次作も楽しみにしてます！ (2021年3月6日 7時) (レス) id: 59fd607722 (このIDを非表示/違反報告)
紅彩(プロフ) - ぐりーんかれーさん» 騙されたという最高の褒め言葉をいただき、すごく嬉しいです！ありがとうございます！！ (2021年3月6日 0時) (レス) id: 4196f501cf (このIDを非表示/違反報告)
ぐりーんかれー(プロフ) - きゃぁぁーー！まさかのホラー要素のある話でしたか…てっきり照くんに騙されてしまいました。。笑 面白かったです！！次作も楽しみにしてます！ (2021年3月6日 0時) (レス) id: 5c6f4c07d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅彩
| 作成日時：2021年3月5日 22時
