【小話】俺のサンタクロース�� ページ41
「いっらっしゃいませ！」
『いっらっしゃいませ〜』
レジ前にいる店長の声に復唱する。時刻は22時少し前くらいで、店内は一次会のお客様と入れ替えに、二次会予約のお客様で賑わい始めていた。といっても、二次会はお酒メインで料理は軽食のことが多いから、さっきの忙しさよりは大分マシになった。
「ちょ！！！A！A！」
『へ！？な、なに！？』
シルバー類をアルコールで拭いていると、ホールに出ていた七瀬ちゃんがものすごい勢いで戻ってきた。シルバーを持つ手をそのまま掴まれて、とあるテーブルが見える位置まで引っ張られる。
「なんでヤスダが横山先輩と一緒な訳！？」
『は……はぁ！？なっなんでヤスくんがいるの！？』
「こっちが聞きたいわ！」
七瀬ちゃんに連れてこられた場所からホールを見ると、15人くらいの団体。男の人はスーツを着てて、女の人は綺麗なパーティドレスを着てる。その中に、髪の毛をオールバックにセットして、ネイビーのシャツに映える青いネクタイをした…ヤスくんがいた。
『…横山先輩って、サークルどこ？』
「は？サークル？…なんか楽器叩いたりトランペット吹いたりしてるって話してたけど…」
『…ちゃんと情報収集してよぉおおおおお！！！！』
亮くんも大倉くんも居るから、絶対サークル一緒じゃん！！！
ヤスくんが来るなんて思ってなかったから、心臓がバクバクする。こんな格好で接客するのが恥ずかしい。店長のばか。今すぐ着替えたい。化粧直したい。髪の毛整えたい。
七瀬ちゃんは横山先輩来るって分かってたから店内が落ち着いたタイミングで化粧直ししてるけど、私は忙しさでやつれたままの姿。
「なんか…ごめん、A」
『んーん、仕方ないよ…ヤスくん元々二次会行かないつもりだったから、場所知らなかっただろうし…なるべく接客しないで済むようにがんばる。笑』
「任せて！！！」
七瀬ちゃんは、張り切って横山先輩のいるテーブルへ。それにしても、顔面偏差値高いなぁ…
ヤスくん、亮くん、大倉くん、知ってる3人以外にも、横山先輩は面食いの七瀬ちゃんが好きになるくらいのイケメンだし、紫のシャツ着たガハガハ笑ってる人も、ふわふわの髪の毛のオレンジのシャツ着た人も、髪の長い赤いシャツの人も……これだけのイケメンが揃うなんて、類は友を呼ぶってやつだ。
周りをキョロキョロと見渡すヤスくんにバレないよう、観察を切り上げ裏に引っ込んだ。
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蒼乃碧(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！そして…完結おめでとうございます！コメントを拾って下さって本当に嬉しかったです！ (2020年2月12日 21時) (
レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ゆんゆさん» ゆんゆさんコメントありがとうございます！無事完結することができました^ ^ (2020年2月12日 20時) (レス) id: c48463ca18 (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - みきさん» みきさん！毎回更新の度にコメントして下さってありがとうございました！わたしも最後まで更新できてうれしいです…！！！引き継ぎどうぞよろしくお願いします^ ^ (2020年2月12日 20時) (レス) id: c48463ca18 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 完結おめでとうございます！主人公のこと大好きなヤスくんが読めて嬉しいです！今後の作品も楽しみにしています！ (2020年2月12日 7時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます！読めるだけで嬉しいです。続きも楽しみにしています！ (2020年2月3日 7時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年8月4日 0時
