。おわり ページ8
「では、確認します!
もやもやの理由は分かりましたか?」
『は、はい…///』
「顔が近いの無理な理由は?」
『それも、分かりました///』
顔が見れなくて俯く私に、下から顔を覗き込ませて見てくる章大。私が答えると、満足そうにうなづいて、目尻にシワを寄せてクシャっと笑う。
「俺はずーーーっと前に気づいとったよ?
もやもやの理由も、どきどきの正体も。
Aの隣に俺以外がおるともやもやした。
Aと一緒におると、安心もするけど、どきどきもした。
…Aのことが、好きなんやなぁって
ちゃんと女の子として、好きなんやなって」
いつもの章大のはずなのに、にこにこしながら、楽しい話をしてくれる章大と一緒のはずなのに、こんなにどきどきして、顔がうまく見れない。
『もっと早く教えてよ///』
「やって…A、全然気づいてくれんのやもーん」
『そっそれは、ほんとに、ごめん///』
「ただの幼馴染、って言われる度に傷ついたわー」
拗ねたときにする、ちょっと口を尖らせてそっぽ向く表情。前まではなんとも思わなかったのに、なんか…可愛く感じてしまう。衝動のままに、章大に手を伸ばして、ぎゅうっと抱きついた。
勢いが良かったから、章大も後ろに倒れかけたけど、とっさに手をついて支えてくれる。
『遅くなったけど…章大が、好き』
恥ずかしかったけど、ちゃんと章大の顔を見て伝える。ふんわり優しく微笑んで、ぽんぽんと頭を撫でられる。
「俺も、好き」
これからも、知らなかった章大をたくさん知りたい。
もやもやも、どきどきも、教えてくれてありがとう。
好き、を教えてくれて、ありがとう。
これからも、ずっと隣にいさせてね。
おわり。
ーーーーーーー
あとがき的なもの
部屋いちゃ短編第二段も青さん!
もっと青さんに、意地悪なこと言わせて
照れたAさんを見るニヤニヤした青さんを
創造したかったのですがこんな仕上がりに!!!!!
ここまで読んでくださいまして、
本当にありがとうございます。
お星様も気づいたら色がついてまして、
とっても嬉しいです!!!
ではまた、第三弾でお会いしましょう♡
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作者名:おゆ | 作成日時:2019年6月6日 1時