球技大会 ページ20
ー球技大会当日ー
今日は制服じゃなくて、ジャージ登校。
オシャレでもなければイモっぽくもない、普通のジャージ。学年で色が分かれてて、今は3年が黒、2年紺、1年白。なので、私は白いジャージ。ヤス先輩は紺のジャージ。
す「俺、黒がええな〜」
「転入したら着れるよ?」
安「マルのやったらあるよ?」
「マルちゃん先輩喜びそう!彼シャツ的な?彼ジャージ!」
す「勘弁してくれ、まじで」
おにーちゃんが想像して、ゲンナリした顔になる。
最近、マルちゃん先輩のスキンシップの激しさをボヤいてたから。お尻触られたりするんだって。好かれてるってことだから、いいじゃんね。笑
マルちゃん先輩だったら許せる。
よこちょとヒナちゃんがおにーちゃんにそんなだったら、めっちゃ心配になるけど。
「忠義くん今金髪やん?ジャージ白やん?めっちゃ似合うんよ!帝王みたい!」
す「あー、タッパもあるし、貫禄ありそうやな」
「そうそう!見た目帝王なのに中身ヘタレだから、練習見てて面白かったよ。笑」
ブロックしたら手が痛ーい!って嘆くし、レシーブするときやっぱこわいー!とか言うし!慣れると、流石の運動神経でそんなこと言わなくなるけど。笑
す「わかったわかった。笑 おいヤス、機嫌直せ」
「へ?」
安「は!?なんなん渋やん!?俺いつも通りやで!」
す「ほぉ〜…」
安「んもーーー!ほっといてやぁ」
おにーちゃんがニヤニヤしながらヤス先輩の肩を抱く。ヤス先輩、ご機嫌ナナメ?には見えないけど…
す「A、怪我ないように気付けや」
「はーい!」
す「ほんじゃ、きばりや〜」
「がんばるねーーー!」
後ろ手に手を振るおにーちゃんを見送って、ヤス先輩と一緒に体育館へ向かう。
安「Aちゃんの試合見に行くな?」
「是非ー!私も見に行きますね!順当に行けば、2回戦目私のクラスの男バレヤス先輩のクラスと当たるんです〜」
安「え、そーなん?」
「そのときは、大きい声で応援できないですけど…ヤス先輩の勇姿、目に焼き付けるので!!!」
んー、って少し上の空で返事をするヤス先輩。
安「おーくら、バレーやったよな?」
「そうですよ!」
そっかぁ…って呟いた後、上の空が嘘だったみたいにニカッと笑って、頭をぽんぽんされた。
安「帝王に負けへんように、がんばるわ!」
「はい!どっちも応援してます!!!」
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春(プロフ) - 初めてのコメント失礼します。これからも「ヤンキーくんと元やんちゃん」を読ませて頂きたいので、のんびり少しずつ更新して頂けると嬉しいです。御多忙との事ですが、どうか御無理せず、お体に気を付けてください。応援しています。 (2021年3月28日 21時) (レス) id: 0f0f6f6b4e (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» こちらにもコメントありがとうございます( *;∀;) ご期待に副えるように尽力します! (2019年8月29日 23時) (レス) id: 2aceb7dd30 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - 移行おめでとうございます!!これからも、ヤンキーなメンバーが見れて嬉しいです!頑張ってください!!!応援してます!! (2019年8月28日 17時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おゆ | 作成日時:2019年8月28日 17時