ということで（青side） ページ14
安「俺の大切なコに、これ以上関わらんでや」
大道寺「っ…しょ、うたくん…」
週明けの月曜。
早速大道寺センパイを呼び出した。
ピアスのこともあるし、ほんまはもっと痛い目に合わせな気が済まんのやけど、Aちゃんがそれを拒んだ。
「頭に血上ってたときは、仕返ししてやりたいって思ったけど…やっぱり、それはしたくない。同類になりたくないし、ヤス先輩達のお手を煩わせる訳にもいかないから」
す「お前優しすぎんねん！一発殴らせろや！！！」
「いやだ」
す「あ゛ぁ゛！？お前のガッコー乗り込むで！？」
「やめて」
その意見を尊重して、こういう方法を取ることにした。すばるくんは最後まで納得してなかったけど。笑
まず、大道寺センパイと同じ学年のマルに頼んで、俺が話したいってことを伝えてもらった。
んで、放課後部室に来てもらった。大切なことやから一人で来て欲しい言うたら、素直に一人で来てくれた。向こうは俺と二人や思うてたみたいやけど、Aちゃんも一緒。
大道寺「…あなた……」
「どーも」
Aちゃんを見て、一瞬やったけどものすごい形相になったんを俺は見逃さんかった。コレに今の今まで気付かんかったんやから、男ってあかんよな。騙されっぱなしになるとこやったわ。
Aちゃんは軽く会釈だけして、俺の隣に並んだ。その手をキュッと握って、冒頭の台詞を目の前の猫かぶり女に伝えた。
大道寺「わ、私はただ…っ章大くんのことが好きで…っ邪魔されたくなくて…」
安「…ごめんやけど、答えられへん。正直迷惑やねん。猫かぶってるんも、思い通りにいかんくてあんなことするんも、ほんまダサいで？」
大道寺「っぅう…ぐずっ…」
安「もうAに関わらんって、約束してや」
こんなヤツに好かれても嬉しくもなんともないわ。
泣かれても、痛くも痒くもなくて、むしろ興醒めしてしもた。何泣いてんねん。お前に泣く権利ないわアホ。
大道寺「やくそく、します…」
安「言うたな？」
約束もしたし用も済んだしさっさと追い出そう思うたら、隣におったAちゃんが俺と繋いでいた手を離して、アイツの目の前に立った。
「言うことあるやろ」
大道寺「っ…まじうざ…ぜんぶアンタが…」
「あ？言うこと、あるやろ」
大道寺「……ごめんなさい、」
その一言を聞いたAちゃんは、それ以上何も言わなかった。
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春(プロフ) - 初めてのコメント失礼します。これからも「ヤンキーくんと元やんちゃん」を読ませて頂きたいので、のんびり少しずつ更新して頂けると嬉しいです。御多忙との事ですが、どうか御無理せず、お体に気を付けてください。応援しています。 (2021年3月28日 21時) (
レス) id: 0f0f6f6b4e (このIDを非表示/違反報告)
おゆ(プロフ) - ∞ヤンマーEIGHTER∞さん» こちらにもコメントありがとうございます( *；∀；) ご期待に副えるように尽力します！ (2019年8月29日 23時) (レス) id: 2aceb7dd30 (このIDを非表示/違反報告)
∞ヤンマーEIGHTER∞(プロフ) - 移行おめでとうございます！！これからも､ヤンキーなメンバーが見れて嬉しいです！頑張ってください！！！応援してます！！ (2019年8月28日 17時) (レス) id: 54e9c54bda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年8月28日 17時
