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「今日はどんな風にしましょうか？」
大「んー、お任せで。あ、でも出来るだけはよ終わらせて欲しいかも」
散々泣いて、謝って、謝られて、謝って、泣いて、素敵な贈り物まで頂いて、やっと落ち着いた。誕生日恒例のヘアカット。先輩のところ行かなかったのか忠義に聞くと、「行けるわけないやろ、阿保」と言われてしまった。結局今日のお昼はお仕事になったらしい。夜はフリーにしてもらえるように、マネージャーさんに頼み込んだことを聞いて、ニヤニヤが止まらなかった。
「この後用事あるの？あ、別件で誕生日パーティとか？」
大「………ほんま、阿保なん？」
カットの準備をしながら話すと、鏡越しに呆れた表情の彼と目が合う。はぁぁ、と大きくわざとらしいため息をつくところを見ると、誕生日パーティではないらしい。それ以外に思いつくものがなく、？を浮かべながらカットを始めた。
大「前、Aん家の近くに出来たお店のディナー、気になるって話しとったやろ？…予約しとるから」
大「人目気になるとか撮られるとか心配しなや。…今日くらい、フツーの恋人っぽいことしたいやん。俺が、そうしたいねん」
ーーーーーじゃきんっ
大「は？なんなん今の音？え、俺の髪大丈夫？A、切りすぎたんとちゃうよな！？」
「だっだだだだって！！！忠義が！！！」
大「毎回家で飯食うんじゃ変わりばえせんやろ！！！30歳は特別にお祝いしたかったんや！！！」
「…なんでそんな、うれしいことしてくれるん」
忠義が急に予想もしてないことを言うもんだから、少しだけ勢いよく切ってしまった。許して。修正ちゃんとするから。誕生日はお店の後、どちらかの家に行ってお祝いするのが流れだったから、今年もそうだと思ってしたし、なんなら今年はそれもないかもくらいに思っていた。話したことを覚えてくれていたこと、特別なお祝いを考えてくれたこと、嬉しすぎて、涙が出そうだ。
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おゆ(プロフ) - ハニーレモンさん» ハニーレモンさんはじめまして！ 他のメンバーさんのお話も書けたら、更新したいと思います！ コメントありがとうございました！(^^) (2019年5月23日 23時) (
レス) id: 8d8c895fb1 (このIDを非表示/違反報告)
ハニーレモン - はじめまして。最初から読みました。最後は仲直りできてよかったです。他のメンバーの誕生日のお話も読みたいです。 (2019年5月22日 0時) (レス) id: 74ed2de143 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おゆ | 作成日時：2019年5月16日 23時
