71話 ページ26
A「よかった…、気を失ってるだけだ…！！」
横たわっている子供たちの安否を確認し、ふぅ、と息を吐く。
安心したのもつかの間、あることに気が付く。
A「一人、いない…」
たしか補助監督は3人と言っていたはずだ、今この祭壇の上には2人しかいない…
どうしよう、どうする私、2人が殺されていないのなら、もう一人も殺されていないかもしれない、
どこかで迷子になっているのかもしれない…！！
その時、先ほどまであったはずの祭壇がフッと消える。
周りを見ると煌びやかなステンドガラスもなく、古びたビルに戻っていた。
＿＿あぁ、五条が祓ったんだ、と確信する。
突如、ゴゴゴと地響きにも似た音が鳴り壁に亀裂が入っていく。
「おい、さっさと出るぞ、ビルが崩れる」
A「五条、大丈夫なの？」
「余裕だわ、あんなの」
はっと笑っているところを見ると本当に大事ないんだと安心する
私は五条に気を失っている子供二人を預け、「私、まだやることあるから」と背を向ける
「は！？ちょっと待て、崩れるって言ってんの聞こえねぇのか！？」
A「聞こえてるよ、でも、あと一人どこかにいるはずなの」
「待て！」と掴んだ五条の手を払い、駆け出す。
後ろから五条が何かを言う声が聞こえる、
ごめん、五条、絶対もう一人見つけてくるから待ってて。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6358人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月15日 11時) (
レス) @page37 id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
白うさ - 最終回泣きました、、、このままずっと五条と夢主ちゃんで幸せになってほしい！！五条と夢主ちゃんの結婚生活が見てぇええぇぇ！！！ (12月4日 19時) (レス) id: 733585db8f (このIDを非表示/違反報告)
目覚まし時計の針 - 夜に暗い廊下で壁にもたれかかってる五条を妄想して死にました (2022年1月16日 22時) (レス) @page3 id: 0727e3cb02 (このIDを非表示/違反報告)
zero(プロフ) - あれだな、なんか永遠に死ねないみたいなやつ (2021年10月23日 16時) (レス) @page37 id: 0d7a47aa6b (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 私も何となく夏油ですね。 (2021年6月13日 18時) (レス) id: 4534ab9975 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ガチンコチン
| 作者ホームページ：https://twitter.com/ponponpon896
作成日時：2020年12月22日 17時
