お供32 おにぎり ページ37
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「とまぁ、何が言いたいかというと、同級生、仲の良かった先輩や後輩が死んでも前を向いて進んで欲しい、っていうこと。
それならそう言えばいいのにって思ったかもしれないけど、野薔薇も荒れてたし、落ち着かせる為には丁度いいかなって」
「ちょっと…私は荒れてなんかないわよ」
「え、嘘だぁ」
ア、待ッテ。野薔薇サン。コワイカラヤメテ。
「ま、そこでだが一年。私達から提案がある」
あ、真希が間に入って止めてくれた。ありがとう真希。命の恩人。
「?」
「お前達悔しいだろ。同級生助けてやれなくて。
それに、そんな実力じゃ京都との姉妹校交流会で足手纏いだ。
だから、私達が鍛えてやる。どうだ?悪くねぇだろ」
「…生温いと思ったら即やめます」
「同じく」
「はっ、こんぐらい生意気な方が鍛えがいがあるってもんだ」
「頑張ってねー皆んなー」
「ツナマヨ?」
「ん?私は私で忙しいからね。暇な時は見に行くから」
「すじこ?」
「ホントホント。棘は私をなんだと思ってるのさ」
「いくら」
「え、酷くない?私一応先生だよ?」
「おかか」
「泣いていい?」
「明太子」
「あ、そう。じゃ、私行くからね」
「たらこ」
「…!行ってきます!」
行ってらっしゃい、なんて久しぶりに言ってもらえたなー。
言われると嬉しいよね。帰って来る場所はここだよ、って言ってくれてるじゃんか。
さて、悠仁のとこ行くかー。
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一、二年生達side
「先生もあの言葉分かるのね…」
「あの人は一ヶ月経たないくらいで理解したからな」
「は!?それマジで言ってんの!?」
「ああ、大マジだ」
「A先生って意外と頭良かったのね」
「この前なんか学年一位常連だったとかって自慢してたよな、俺達に」
「そうだったか?」
「こんぶ?」
「……」
「人望ないのね…先生…」
「ただ聞き流してただけだろ。聞いてたのがパンダ先輩だけだったんだろーな」
「ご名答」
「先生可哀想ね…」
「ま、五色先生なら俺達が話聞いてなくとも擦り傷一つつかねぇだろ」
「それもそうね」
「オラ、お前らさっさとやるぞ」
「何やるんですか?」
「個人個人で違うだろ、な。」
「そうだな」
「しゃけ」
「じゃ、まずは__________」
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レモン紅茶 - ウォンさん» コメントありがとうございます!これからも頑張らせて頂きます!誤字の件は五条と五色で紛らわしいですよね…笑 こちらも紛らわしい苗字にしてしまってすみません…!!反省はしません! (2020年11月30日 16時) (レス) id: e7c168c4f9 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - うわぁぁすみません誤字の件勘違いでした...笑すみません!! (2020年11月29日 22時) (レス) id: 0ed110d679 (このIDを非表示/違反報告)
ウォン(プロフ) - コメント失礼します!とっても面白いです、素敵な小説ありがとうございます!これからも頑張ってください!あと、誤字で五条先生が五色先生になってます!笑(小声) (2020年11月29日 22時) (レス) id: 0ed110d679 (このIDを非表示/違反報告)
りなりん(プロフ) - レモン紅茶さん» ぜひ感想を書いてくれると嬉しいです^^面白いですよ。 (2020年10月6日 21時) (レス) id: 4712018df1 (このIDを非表示/違反報告)
レモン紅茶 - りなりん様 ありがとうございます!そしてりなりん様の作品スマブラですね!作者スマブラ好きなので時間があったら見てみたいと思います!コメントありがとうございました! (2020年10月6日 21時) (レス) id: e8af690d8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レモン紅茶 | 作成日時:2020年9月14日 18時