114 前を向いて 16 ページ14
ジニョン side
婆「いらっしゃ…あっ…ジニョンくん！
そろそろ来る頃だってずっと思ってたのよ…」
そう言って冷たいおしぼりを手渡しながら…
僕の手をギュッと握る…
ＪＮ「心配なさらなくても時間が空いたらいつもここに直行してますよ…」
そう言って僕は…
いつもの様におばあちゃんの目を見つめた…
婆「あらやだ…そんなに見つめないで…
もうジニョンくんったら…」
ヒョンは僕達には全く興味がないみたいで…
さっきからずっとメニュー表に夢中になっている…
婆「あれ？今日はあの外人さん…えーとマークさんじゃないのね？」
そう言いながら…
ヒョンの顔を覗きこんでる…
婆「あらぁ…この子もかなりのイケメンだわ(笑)…」
ＪＮ「ジェボミヒョンってば！」
ったく…
全然人の話を聞いてない(笑)…
ＪＢ「あっイム・ジェボムといいます…
いつもうちのジニョンがお世話になってます…」
ＪＮ「おばあちゃん…この人は僕達のグループの中で一番偉い人なんだ…」
婆「へぇそうなの？
今日はすごいの連れてきちゃったのね…」
すごい勘違いしてるみたいだけど(笑)…
ヒョンも否定しないしそのまま聞き流す…
婆「ごはん食べるんでしょ？」
ＪＮ「もちろん！
おばあちゃん…今日も日本の料理が食べたいな…
お好み焼きなんて作れないよね？」
ＪＢ「おい…そんなのどこにも載ってねぇぞ？」
ヒョンがメニュー表を見ながら…
低い声でボソボソ呟いている…
婆「お好み焼き好きなの？」
ＪＮ・ＪＢ「はい…」
婆「分かった…とびきり美味しいの作ってあげる…」
ＪＢ「じゃお願いします…出来れば大きめのを(笑)…」
ヒョンは…
もともとない目をさらに細くして…
おばあちゃんに優しく微笑んでいる…
今日も…
おばあちゃんが僕達の料理を作ってくれるみたいだ…
ＪＢ「おい…」
ＪＮ「ん？」
ＪＢ「もしかしてここがAさんのおばあちゃんの店か？
お前がいつも調子が悪くなると出向く先ももしかしてここか？」
ＪＮ「そう…ヨナさんから聞いたんだ？」
ＪＢ「あぁCDの話をな…」
ＪＮ「もしかして…そのことを確かめる為にここに来た？」
ＪＢ「あぁ…
しかしほんと偶然すぎる話だよな…」
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作者名：じぇびにゃん(*´ω｀*) | 作成日時：2016年10月10日 20時
