09 残業とココア ページ10
電話をかけ終えたようで大志万さんがこちらに戻ってくる。
ちょうどいいタイミングだ
主『印刷終わりました！あとはまとめれば終わりです』
os「ええね…ってもうこんな時間なんやね…」
そう言われて腕時計を確認すれば終電がギリギリな時間になっていた。
os「Aくんって終電とか大丈夫なん？」
主『僕のアパートすぐ近くなんで大丈夫です！
大志万さんは…終電大丈夫ですか？というか何か予定があったんじゃ…』
os「電車はもう無理やな〜 電話聞えてたんやな、別に急ぎの用事じゃないねん大丈夫
そうやね今日はタクシーで帰ろかな」
主「え！？そんな」
大志万さんが自分の残業を手伝ってしまったせいで終電を逃してしまったことに気づき、血の気が引く。
主(どうしよう、どうしよう)
頭が悪いなりに脳みそをフル活動させる。
させた結果
主『お、大志万さん…』
資料をまとめている大志万さんに話しかける。
os「ん？」
主『あの、もし良ければうちに泊まりませんか？』
唐突な提案に大志万さんは固まってしまっている。
主『べ、別に何も無いんですけど、引っ越したばかりだし来客用のお布団もお風呂もありますし近くにコンビニもあるんで！ど…うでしょう朝ごはんもちょっとなら作ります…』
なんでこんなに必死になっているんだろうか。
自信がなくなり語尾が小さくなっていく。
まぁ部下の家になんて友達じゃないし泊まりたいとも思わないか。
os「なら泊まらせて貰おうかな」
主『ですよね…ん？エッ！』
os「ん？あれ冗談やった？」
主『じょっ冗談じゃないです！』
os「じゃあよろしくねAくん」
にこにこと大志万さんが笑っている。
まさか本当に泊まってくれるとは…
部屋は引っ越したばかりだから今度捨てようと思っていたダンボールが山積みになっていたきもするが…
もうかなり遅い時間だし、急いで退社する準備をする。
主『じゃあ、行きましょうか』
os「は〜い」
主『あ、うちに来る前にコンビニ寄りません？大志万さんの下着とか歯ブラシ無いので』
パジャマは多分サイズ的にも同じくらいだし大丈夫だろうけど、下着と歯ブラシは共有できない。
os「そうやね〜ついでにデザートでも買おうかな」
主『デザート！いいですね〜そう言えばこの前新商品でミニマンゴーパフェ出てたんですよ！』
os「マンゴー！ええね〜」
そんな会話をしながら僕と大志万さんはコンビニに向かって行った。
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トコハ(プロフ) - うあっ好きぃ (2021年8月2日 0時) (
レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ノアール - バナナ食べながら見てます 更新頑張ってください! (2019年6月23日 17時) (レス) id: f5c190cce1 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 繭 - ん"ん"ん"っ…最高…突然失礼しました…更新頑張ってください。待ってます!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 6d8648ded8 (このIDを非表示/違反報告)
月羽矢 影夜@クリーパー - コメント失礼します!!返信の仕方ですがコメントをした方の所に(レス)ってありますよね?そこをクリックして返信を書いたら返信出来ます!!他に何か分からなければ私に聞いてください!!楽しく作品読ませていただいております!!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: bd5cb82bbf (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - エミしゃんいない…でもマンちゃん尊い… (2019年6月17日 7時) (レス) id: cf98ce3177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬱ｺﾞﾘﾗｧ | 作成日時：2019年6月8日 14時
