06 残業とココア ページ7
だいぶ職場にも馴染めて、ここの会社の仕事のやり方にも慣れてきた頃。
慣れとは恐ろしいもので…
主(かんっぜんに油断していた…)
そろそろ仕事が終わる頃上司に呼ばれ、言われた衝撃的な事
上司｢Aくん…君が作ったこれな、資料1と資料2がかなりズレとってん 申し訳ないんやけどこの資料明日までには必要やから作り直してもらってええかな｣
やらかした…完全に自分のミス。
今の自分は顔面蒼白といったところだろう。
主『申し訳ありません！至急作り直させていただきます！』
頭を下げてズレていると言われた資料を受け取る。初歩的なミスをしてしまった自分に腹が立ち資料をクシャッと握ってしまう。〆切は明日まで、全部打ち込み直し印刷しなければならない。
主(残業コースだ…)
自分のデスクに戻るとハァ…と溜息がでてしまう。〆切が近い仕事が他にもあるが、明日にはもう出さなきゃいけないコレをどうにかしなければいけない。
周りを見れば何人かもう帰り始めている。
自分は電車に乗って帰るわけではないから、 終電を逃すなどの恐れることはないが、徐々に減っていき静かになる社内に焦り始める。
os「Aくん」
主『は、はい…』
突然大志万さんに話しかけられる。
成績優秀で定時で毎回帰っているのになぜまだ居るのだろうか。
と思い大志万さんの顔を見ると。
os「そんな不安そうな顔せんとって？
なぁAくんその資料作るの明日までなんやろ？ 俺も手伝うよ」
主『えっ』
自分はそんなに不安そうな表情をしていたのか。いやそれよりも、自分の仕事を上司に手伝わせるなんて
主『だ、ダメですよ！！これは自分がやらかしたミスなので！大志万さんに手伝わせるなど出来ないですよ！！』
os「そんなん気にせんでええよ〜 それに俺はAくんの教育係なんやで？ 部下のめんどうくらい見させて、な？」
主『そ、そんな』
この人はどこまで紳士なのだろう…
os「言ったやろ？仲良ぉしたいって、Aくんのこと気に入ったんや」
主『は、ぇ』
真っ直ぐ言われてしまい何となく恥ずかしくなり、顔に熱が集まるのが分かる。
主『お、お言葉に甘えさせていただきます』
os「うん！」
大志万さんは嬉しそうに笑った。
今度お礼に何かお菓子でも買ってこよう…と心に決めた。
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トコハ(プロフ) - うあっ好きぃ (2021年8月2日 0時) (
レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ノアール - バナナ食べながら見てます 更新頑張ってください! (2019年6月23日 17時) (レス) id: f5c190cce1 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬 繭 - ん"ん"ん"っ…最高…突然失礼しました…更新頑張ってください。待ってます!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: 6d8648ded8 (このIDを非表示/違反報告)
月羽矢 影夜@クリーパー - コメント失礼します!!返信の仕方ですがコメントをした方の所に(レス)ってありますよね?そこをクリックして返信を書いたら返信出来ます!!他に何か分からなければ私に聞いてください!!楽しく作品読ませていただいております!!更新頑張ってください!! (2019年6月17日 21時) (レス) id: bd5cb82bbf (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - エミしゃんいない…でもマンちゃん尊い… (2019年6月17日 7時) (レス) id: cf98ce3177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鬱ｺﾞﾘﾗｧ | 作成日時：2019年6月8日 14時
