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キラキラしている人達が嫌だった。自分は関係ないと高を括る人達が嫌だった。皆と意見が合わなければ変な奴だとレッテルを貼る人達が嫌だった。
嫌なものばかりだ、私は。
ザワザワと騒がしい食堂の中で立ち尽くす。
(…食べる気も起きないや…)
食堂内に居る人達の声が反響し、頭に響く。脳を揺らす様な衝撃で徐々に気持ち悪くなっていったが、動く気力がない。
｢大丈夫かな？｣
｢…え…？｣
俯きがちだった顔を上げる。
｢いやね、少し顔が青ざめているものだから｣
金髪の髪──ヒョロりとした顔に体型。見た事がない人だったけれど、光り輝く綺麗な金髪は、何故だかオールマイトを連想させた。
｢…誰ですか｣
｢うぅんと──掃除のおじさんさ！｣
慌てた様子で言われる。
｢気分が悪いのであれば、保健室へ行こう｣
｢…いえ、大丈夫です｣
その人の横を通り抜け、空いていた席に座った。まだ気持ち悪さが残っては居るものの、我慢出来ないものでは無い。あと少しの残りなのだから、残す訳にもいかない──との考えだったけれど向かい側に
｢失礼｣
掃除のおじさんとやらが座った。
｢…何でそこに｣
｢おじさんと少し話をしよう｣
｢嫌です｣
｢キッパリか…少し傷ついちゃうなぁ｣
優しい笑みだ。
｢君の名前は？｣
｢…普通科の漣 Aです｣
｢A君ね｣
私は早くこの場を離れたくて、そのおじさんを無視しご飯を食べる。さぁ終わりだと言わんばかりに、立ち上がって空になったお皿を持ち出し──食器返却口へ置いて、急いで歩いて行った。
｢そんなにお話が嫌かい？｣
｢うわ！｣
食堂から出て、右へ曲がろうとした瞬間──おじさんが、そう言うので予期しない発現に驚かざるを得なかった。
仕方ないと思う。あれだけ冷たくしたのにも関わらず、再度私の目の前に居るのだから驚いてしまうだろう。というか、この人の心は鋼か鉄なのか？
｢〜っ、分かりました！分かりましたよ、話せば良いんでしょう！？｣
どうせこのまま離してくれないのであれば、素直に応じた方が早い。この人も案外執拗い人間なのだろうから。
｢うん、よし。中庭に移動しようか｣
｢…はい｣
何なんだ、今日は。
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八百(プロフ) - すごく好きです！！続きめっちゃ気になります！！仲直りしてほしいけどもうそのまま行って欲しいって思ってしまう矛盾… (2019年3月21日 21時) (
レス) id: db047f61b6 (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - とても面白いです！これからも応援してます(*´∀｀) (2019年3月6日 16時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ満開(プロフ) - めずさん» つい笑ってしまいました、コメントありがとうございます！頑張ります (2018年11月23日 17時) (レス) id: 2c4514670e (このIDを非表示/違反報告)
めず - なんでお星様1回しか押せないの！！！って感じに好きです生き甲斐をありがとうございまｧｧｧ！！！！本当はお星様50回くらい押してるので評価の回数に+50しておいて下さい(応援してます頑張って下さい) (2018年11月23日 2時) (レス) id: 73450a1efe (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ満開(プロフ) - 谷崎さん» コメントありがとうございます！声をかけて下さっただけでとてもありがたいです…！ (2018年11月20日 0時) (レス) id: 2c4514670e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ満開 | 作成日時：2018年10月3日 3時
