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私達は仲良く、1時間目の途中で教室に入った。先生には「青春するのは良いけど、授業はちゃんと聞かないとダメよ」なんて小言を言われてしまったけれど、何処と無くスッキリした様子の人使は少し笑いながら返していたので私的には何の問題はない。
それから大きな問題(担任の先生には少し怒られてしまったけど)に発展する事なく、お昼の時間になった。
「今日は何食べよっかなぁ」
「お前毎日違うメニューだよな」
「同じじゃ味気ないじゃん？折角色々あるんだしねぇ」
ぐぐっと伸びをしながら、前を歩いていく人使に付いて行く。
「ねね、他の人とご飯食べたりしようみたいな事ないの？」
「は？何でだよ」
「いやぁさー周りの人も人使と仲良くしたそうよ？」
「…話し掛けてから言えっての」
全生徒が一度に会する食堂に到着したが、流石と言っても過言ではないくらい人が多い(ほぼ全校生徒だからだが)。彼と離れない様気を付けつつ進んで行く。
「おっ漣！」
「え？あぁ、瀬呂君！朝ぶり〜」
「朝ぶり〜」
人混みの中から、爽やかな笑顔で再度出迎えてくれた瀬呂君は大変ノリが良く、私がハイタッチを求めて両手を上げたら、してくれた。きゃっきゃっと女子みたいにはしゃぐ。
「瀬呂君何食べる感じ？」
「今日はカレー！」
「じゃあ私もカレー！」
「あー！かっわいーじゃん！何だよ瀬呂、また女子と仲良くなって！」
はしゃいでた脇で、金髪の男子が声を掛けてきた。瀬呂君と同じヒーロー科らしかったけれど、何故だかアホさが滲み出ている。
「このアホ面は上鳴。俺と同じクラス」
「へぇ…」
「何っだよ！その詐欺師を見るような目は！」
少し傷付いたのか涙目だ。それが少し面白くて笑ってしまう。
「…おい、A！時間なくなる！」
「えっあ、ごめん！今行く！またね！」
「おう、じゃね〜」
人使の呼び掛けに、慌てて彼等と別れる。相変わらず人の良さそうな笑顔で見送ってくれるので、それに見習って私も笑顔で手を振り返した。
「時間考えろよ…」
「別に人使先に食べててもいいのにぃ」
彼の隣に並んで言うけど、返答は返って来ないので──腹いせに突っ込んでやる。
「っていうか…私の名前初めて呼んだねぇ」
ニヤニヤ笑いながら言ってやった。返答の代わりに、頭を叩かれた。「いったぁ！」とか言いながら、人使の顔を見れば──耳だけが真っ赤に染まっている。
「…恥ずかしくなるなら言うなよね」
それが少し嬉しい。
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noise - 面白いですがもう少し文と文の間を開けた方が読みやすいですね、更新頑張ってください。 (2018年10月8日 3時) (
レス) id: c7ddf1a0db (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ満開(プロフ) - 志乃さん» コメントありがとうございます、応援嬉しいです…頑張っていきますね！ (2018年9月25日 2時) (レス) id: e7696dbe06 (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - 応援してます (2018年9月23日 8時) (レス) id: 9e6db2f27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ満開 | 作成日時：2018年8月26日 1時
