疑 心 暗 鬼 / D R M ページ21
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とりあえず3日ぶりの再会にホッとしたのも束の間、
青ざめた顔してレジの周りキョロキョロして
さっき吹っ飛ばしてたファイルが見当たらないと騒ぐ彼女。
見兼ねて俺が事情を聞けば、どうやら彼女は
明日からのキャンペーンで配るオマケの準備に
一人追われてたらしい。
どうりで、レジがら空きなはずやわ。
てか、若い女性に深夜のワンオペ任す店ってどうよ、と
また一人モヤッとした感情を抱えながらも
「あれ、明日からお店で配るやつなんですよ」
『あー、良くオマケとか言って付いてくるあの感じのやつね？』
「ふはっ、そうですね、その感じのやつです」
とりあえずその感情を誤魔化すように笑って
ふざけた会話を続けてた時に、不意に思い出した。
『あっ、そういや、さっきこっち側飛んでったような気するわ』
『ちょっと待っててな、俺も探してくる』
「えっ、そんな、私が拾うんで良いですよ！」
早口でそう言うなり、確かこっちの方やったよな？
と、めぼしい場所を目掛けてスタスタと店内を歩いていく。
背後からそう呼び止めてくるお姉さんの声なんか
わざと聞こえん振りして、
『おっ、何かあそこにあるやん、あれがそうか…？』
「あ、ありました？」
『ん？ああ、なんかそれっぽい感じのが此処に、って…』
棚の下に潜り込みかけてたファイルの存在に気付いて
その場にしゃがみこんで、出来るだけ傷が付かんように
そっと引っ張ろうとしてみれば…
そこで、そのファイルの正体に気付いて
今度は俺の方がびっくりしすぎてフリーズする。
『待って、本当にそれ、私の仕事なんで私がやります！』
とか、慌ててそう言いながらレジカウンターから走ってくる
そんな彼女の言葉すらもう聞こえんくらい
めちゃくちゃ動揺して、焦りから顔が真っ赤になるわ
どうしたら良いかも分からんくて動けんくなるわの
もうパニック状態＿＿
そういや、大妖怪コラボが明日からってこと
リスナーに告知するだけしてもう満足しちゃってたわ。
マジで、今の今まですっかり忘れてたって…
しかもさぁ、寄りにもよって何で、これなん？
俺のピンで載ってるイラストのファイルだけ
こんなピンポイントで吹っ飛ぶことあるんか…？
「………っ、」
(いや、さすがにそれは無いと思いたい)
不意に頭を過ぎってしまう最悪のパターン。
もしかして、ワンチャン俺のリスナーやったとか？
いや、まさかな？
絶対、彼女に限ってそんな筈無い、よな…？
とか、もう勝手に一人で疑心暗鬼になって。
そうなるともう警戒心の塊な俺からしたら
こんなこと疑いたくないのに、もうどうしようも無い訳よ…
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やよい(プロフ) - 凛さん» 素敵とか言って貰えて本当に嬉しいです。感謝！笑 このお話、長くなりそうなのでのんびり付いてきてくださいね^^ (2022年10月4日 19時) (
レス) @page36 id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 作品が素敵すぎて完全に沼です笑 二人の絡みが大好きです❤ (2022年10月2日 23時) (レス) id: cf87f55bfc (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - nonさん» こちらこそ有難いお言葉です！一度お話書き始めると止まれないタイプなので、無理せずやっていきますね！笑 (2022年10月2日 15時) (レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 音翔さん» ありがとうございます！思い付きで始めてオチも何も決めて無いですが、完結できるように頑張りますね！ (2022年10月2日 15時) (レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 素敵な小説読ませて頂いてありがとうございます！めちゃくちゃドキドキします！更新が待ち切れないですが、お忙しいとの事体調等お気をつけてくださいね！楽しみに更新待ってます！ (2022年10月1日 22時) (レス) @page25 id: 0a181b56cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やよい
| 作成日時：2022年9月27日 23時
