どーも、面食いです

懇談５ ページ34

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「いやー、でも聞いとった通りおもろいやっちゃなぁ」

「どれから聞いたんですか？
トントンさんも含まれるのに、"どれ"は失礼でしたね。
すみません」

「他の奴らはええんかいな」


楽しそうに笑うパーカーさん。
やべぇ写真撮りてぇ、心のフォルダーはいっぱいだでぇ...

こんな話をしてるうちに生徒会室はすぐそこまで迫っていた。


「ところで今更ですけど、無関係者が行って怒られたりとか、私を嫌ってる人とか居たりしないんですか？」

「さぁ？どうなんやろ？」

「それは後者に対してですよね？
前者だと怒られるんですよ？？」

「チーノの友達やから無関係やないって！」


そう言ってノックもせずに扉を開けたパーカーさん。
ノックせぇ怒られてますやん…


「見回りはちゃんとしてたって！
ちょっと客連れてくるんに寄っただけ！」

「客ゥ？」

「あ、ども」

「媛乃さんやん、また誘拐されたんか？」


中に入らず顔だけ覗かせるとトントンさんがこっちを見ていた。
いやー、今日もお顔が良いですね！

でも"また"ってなんですか、"また"って！
そこまで誘拐された覚えは無いですよ！


「え！？A！？」


名前が聞こえたからか下を向いていたチーノが顔を上げ、こちらに寄ってきた。


「失礼します。
おうチーノ、あんさん友達なんか、私と…」

「え？お、おう、そやで...？
え？なに？」


軽く一礼してから中に入る。
急な話題に視線をキョロキョロさせている。

……チーノと友達なのか、そうか…


「それとこれとは別で……
さっさと言いに来やんかいパンチ！」

「ﾌﾞﾍｪ!?」

「ホンマにグーパンするやん」

「えぇ...？」


鳩尾辺りを思いっきり殴る。
パーカーさんはお腹を抱えて笑い、トントンさんはだいぶ困惑していた。
仕方ないので一枚お写真をいただいた。


「せめて撮る前に言わんかい」

「その瞬間の顔が良いんです！欲しいんです！
とりあえず作業してるところも撮って良いですか？」

「ダメ」

「言ったのに！！！」


そこまで痛くないだろうダメージを受けたチーノと、笑い転げているパーカーさんが復活するのを待っている間 チーノの作業をお手伝いすることになった。
殴った私が悪いのでちゃんとやりますよ、ええ

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