どーも、面食いです

懇談４ ページ32

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チャイムが鳴るので教室に向かう。
次の授業なんだっけ？
推しの誰か外で体育しないかな…


「現国イヤやなぁ…」

「ワイなんやったっけ...？」

「あれ？二人とも２組じゃないの？」

「オレ１組やで」


チーノく...チーノの答えに首を傾げる。
じゃあなんで毎朝２組がごった返してるのか分からない。

首を傾げた理由を察したのか、チーノは楽しそうにショッピく...を指差した。


「オレがこの寝坊助を連れてってるから」

「嘘はやめーや」

「ショッピはおねむ太郎だもんね」

「待って？Aがその認識なんおかしいやろ」

「うるせぇこっち見んな！」


｢理不尽｣と声を揃って二人が笑う。
ショッピの顔が良いのが悪い、と答えるとさらに笑いだす二人。
居心地的な意味では五十嵐先輩と一緒だから気にはならない。
ただいい加減一枚写真撮らせてくれ、我慢してる私に免じて一枚恵んでくれ


「一緒に帰ろうぜ」

「陽キャの鏡」

「どういう意味？」

「思考がね、うん」

「ワイは部活に顔出す予定やからまた今度やな」

「何部？」

「サッカー」

「似合わな」

「オイ！」

「んじゃ、教室で待っててな〜」

「おまいら教室好きな」


教室の棟になった瞬間、二人はさっさと教室へ向かっていった。

…あれが彼らのいつものスピードなら優しいとこあるんだな、とちょっと...いや、だいぶ感心してしまった。

現状 恵まれてんなー、と思いながら少数の目撃者達からの痛い視線を受けつつ教室に戻った。

やっぱ生徒会二人ともってのはマズかったかな...
でも仲良いみたいだし無理か。
面白いものを共有したい人と、それにとりあえず食いつく人っぽいし。

そんな訳で、どんな目で見てきても気にならないタイプの人間なんで、私に構わず頑張って彼らと仲良くなることに集中しててください。

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