待ちたい。 ページ8
＿＿
黒尾「誰もいない教室に男女が2人きり、なんだけど？」
「えっ…？」
待って、わかんないわかんない。
「私の事…襲う気？
やめといた方がいいよ！？
こんなオタク襲っても人生の汚点になるだけだから！？」
黒尾「自分のことなんだと思ってんのw
安心しろー。今は襲わねぇからさ。」
今は！？
何その意味深な言葉は！！
黒尾「これでも俺、
あんたの事すげー気になってるんだからさ、ちょっとは警戒されてもいいと思うんだけど？」
そんなイケイケな顔で言われても。
「うーん。
いや、そりゃこっちだって、これでも意識してるよ？」
黒尾「えっ、まじ…？」
一応ね？
そんないかにも有り得ねぇみたいな顔すんのやめて。
「ま、私こんなだから恋愛経験ないんですけど。
でも黒尾が良い奴だなーってことはさすがに分かる。」
黒尾「ほう。」
胡散臭い所とか変な所とかもあるじゃん？((
「こんな私のとこがいいのか知らないけど、
私、黒尾といるの結構楽。
全部話しちゃいそうになるくらいにはね？」
冗談っぽく笑ってみた。
でも、本当の話。
黒尾「……な……よ。」
「ん？今何か言っ」
ｷﾞｭｯ、
「……黒尾？」
急に腕を引っ張られて、今は黒尾の腕の中にいる。
黒尾「話せよ。全部。」
さっきまでの空気とは一変した。
こんな優しい声、初めて聞いた。
心を全部持っていかれるような、低く柔らかい声だった。
黒尾「…
俺、もっとあんたの事知りたい。
でも、無理やり話させたくねぇんだよ。
だから、Aが大丈夫になるまで、
俺はAの事待ちてぇの。」
そんな風に思っててくれたんだ。
「……
あのね。
私嫌いなの。
こんな風に誰かに悩ませちゃうの。
事ある事に私が変な反応しちゃうから、みんな心配してくれたりするじゃん？
そういうの嫌。
私のせいで、また誰かに迷惑かけるのはもう、
うんざりなんだよね。
だからそんなに気にしないでよ！
悪いのは全部私だから！」
黒尾「……は？」
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･
･
黒尾 side
黒尾「わかんねぇよ…」
あぁ、全くわかんねぇ。
黒尾「Aの悪い所とか、探しても見つかんねぇよ。」
「く、黒尾…？」
俺も俺で、何でここまであんたに惹かれてんのか、
わかんねぇんだ。
だから、
＿＿
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れな(プロフ) - すごく面白いし、とても好きです、良ければ更新してもらえると嬉しいです。完結までついていかせてください。烏野メンバーとクロとの絡みが沢山みたいです！ (5月12日 1時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ppp - とても面白く、楽しく読ませてもらっています。更新大変かもですが、頑張ってください。楽しみにお待ちしてます。 (2023年3月18日 15時) (レス) id: 9e12ecc8ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザエモン | 作成日時：2023年2月28日 21時
