矢巾 ページ3
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矢巾 side
あいつ、今回のインハイ出るつもりだ。
どれだけ3年生がこの試合にかけてるかも知らねぇで…
何で来たんだよ…足引っ張ってばっかじゃねぇか…
「ん〜
足引っ張ってばっかじゃん。」
図星だった。
確かに俺はそう思った。
当てるとか、この人やべぇな。
「色々あったって聞いたけど、
京谷くん、多分いい人だよ。」
そんな、あいつの肩を持つような言い方……
俺だって、あいつがバレー好きな事くらい知ってる。
じゃなきゃあんな、テーピングでガチガチな手、有り得ねぇだろ。
部活来てない時に練習してたって事は何となくわかる。
「少し、話してみたら？」
でも……
矢巾「俺は、話したけど…あいつが…」
あいつがいつも…
俺でも頑張って話そうと努力した。
「それって、ちゃんと落ち着いて？」
矢巾「……」
「矢巾、」
矢巾「……何も…知らないじゃないですか…」
やめろ。
いつも喧嘩腰なのは俺の方だ。
わかってる…
先輩は悪くない。
矢巾「最近入ってきたばっかで、俺らのこと何にも知らないですよね…」
止まれよ…
思ってもいないことが口から零れていく。
矢巾「なら、勝手に干渉しないでくださいよ。」
「……」
矢巾「っ、」
気づいた時にはもう遅かった。
俺、最低だ。
これで先輩が辞めるって言ったら…？
俺は、自分のした事にすぐ後悔した。
さっきから先輩の顔が見れない。
「なぁに言ってんの。
そんなの当たり前でしょ〜！」
矢巾「えっ、…？」
驚いて先輩を見ると、呆れたような顔をしていた。
なん…で
「だからだよ！
確かに私は前の京谷くんは知らないけど、
今の京谷くんと話してみて、すんごーくいい子だなって思ったって事だよ。
人って常に変わってくもんだからさ、
変化していく皆を見たい。
私は皆のことを変えたい。」
矢巾「…Aさん…」
「あ、…ちょっと調子乗っちゃった。」
そうやって、Aさんは、照れくさそうに頭を抑えて笑った。
やっぱAさんって、超絶美人だな。
「常に進んでかなきゃだぞ〜！
京谷くんとは、仲間なんだから！」
矢巾「…すみません。言い過ぎました。」
「気にしないで！」
やっぱこの人やべぇ。
いい人だし、なんか…うん。
やべぇ((
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れな(プロフ) - すごく面白いし、とても好きです、良ければ更新してもらえると嬉しいです。完結までついていかせてください。烏野メンバーとクロとの絡みが沢山みたいです！ (5月12日 1時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ppp - とても面白く、楽しく読ませてもらっています。更新大変かもですが、頑張ってください。楽しみにお待ちしてます。 (2023年3月18日 15時) (レス) id: 9e12ecc8ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴンザエモン | 作成日時：2023年2月28日 21時
