狂犬ちゃん 2 ページ49
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「あ、部屋、案内しよーか?」
京谷「……っす」
普通に良い奴そうだけどなぁ。
目つき悪いけど((
大人しいし。
「はい。ここ。」
京谷「ざっす……」
部屋に入ると、ささっと用意をし、直ぐに出てきてくれた。
「京谷くんはさ、何でバレー始めたの?」
京谷「……かっけぇから。」
「ほぉ〜。てことは、バレーは好きなんだ?」
京谷「たりめぇ…っす」
女子苦手だったりするのかな?
京谷「何でそんなこと聞くんすか…」
「いや、私まだ仮マネージャーだからさ、京谷くんのこともっと知りたいなーって。
ダメかな?」
京谷「っ、…」
お。
ちょっと耳赤くなった。
シャイなのか?
「部活来てなかった理由は及川たちから聞いたけど、
もしかしてその間、練習したりしてた?」
京谷「っ、…なん、で知ってんすか…、」
やっぱり。
「その手。ばればれ。」
テーピングでガチガチに固められた両手は、京谷の努力を語っていた。
京谷「……」
今度は眉をひそめた。
なぜバレた?って思ってるかな。
「ぷっ、ww京谷くんって、バカ?w」
京谷「っ!は!ちげーしっ!」
「ふーんw」
意外と可愛かったりするのかもしれない。
体育館へ案内している今も、案外会話は続くし、楽しい。
歩幅も合わせて歩いてくれてる。
「ここ体育館の入口ね。
あ、あと試合する前にテーピングやり直していい?」
京谷「……っす…」
ガラァッ、
「失礼しまーす。」
「「「っ!」」」
皆して来たっ!みたいな顔してておもろ。((
溝口「お!来たか京谷〜」
京谷「…」
あれ。なんか急に素っ気ないぞ。
矢巾「……」
矢巾……顔顔。
及川「狂犬ちゃ〜ん!やっほ〜!」
京谷「…」
岩泉「京谷、アップしたら一旦集合な。」
京谷「っす…」
及川「やっぱ岩ちゃんだけ…及川さん寂しい…」
どうやら岩泉に対しては敬意を持っているらしい。
勝負仕掛けたやつ全敗したんだって。
どんまい((
「京谷くんこっちおいで。」
京谷「っす。」
及川「ん!?」
「「「「えっ…!?」」」」
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かき - 今まで読んだ中で1番好きです!続編頑張ってください!待ってます! (2023年3月11日 7時) (レス) @page49 id: 6ef40757c6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - かみでーーーーーーす。語彙力が銀河にいってブラックホールにすこまれました=(訳、めちゃめちゃめちゃ面白すぎて語彙力が亡くなりました) (2023年2月14日 22時) (レス) @page34 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一言で言うと、愛してます。 (2023年2月11日 9時) (レス) @page34 id: fc1a39c852 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 毎回寝る前に読んでグフフさせてもらってます!めっちゃ面白くて大好きです!ゆっくりでもいいので更新して待ってます! (2023年2月7日 22時) (レス) @page30 id: 0dcd788703 (このIDを非表示/違反報告)
gonzaemon(プロフ) - 皆様大好きです♡読んでくださりありがとうございます! (2023年1月29日 12時) (レス) id: b231831ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゴンザエモン | 作成日時:2022年12月29日 10時