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チャイム ページ7
弁当を食べながら1度も話題が尽きることなく話していると昼休みの40分は短いもので、気がつけば終了のチャイムが鳴っていた。
「そろそろ戻らなきゃ。ありがとう、楽しかったよ。明日もここに来ればいい？」
「うん、待ってるね。放課後私部活あるんだけどそのあと一緒に帰らない？」
「あー……ごめん、ちょっと用事が……」
昨日のバイト見学だ。話して信じてもらえる内容かわからなくてつい濁してしまう。
「そっか残念。じゃあまた明日ね」
絃は一瞬残念そうな顔を見せたもののすぐににっこりと笑って手を振った。
僕もそれに呼応して手を振る。こんな昼休みなら1時間でも2時間でも続いて欲しいものだ。
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作者名：志久真 | 作成日時：2019年6月18日 1時
