うさぎ先輩！２

いっしょうのおねがい ページ4

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それから時は過ぎ。






否、それほど過ぎていない。









4月初めから少し時は過ぎて
もう直ぐ5月の今日この頃




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戦が始まる__









華『何言ってんの…たかが体育祭』





「ちがーーーう！！！」




たかが体育祭。されど体育祭。




私にとっては戦。





「私の人生懸かってる…」



華『大袈裟な…』






ヒ『こころ！！』



華と話しているとぴょこっと顔を出したヒチョンくん。



いっっや、めっさ急。




「ど、どうしたのかな、ヒチョンくん」



ヒ『こころに、“いっしょうのおねがい”をしにきました』



「はい？」




ヒチョンくん“いっしょうのおねがい”なんて誰が教えたんですか。


どんどんヒチョンくんの心が日本の心になっていくよ(?)



華『ヒチョンくんそんな難しい言葉誰に教えてもらったの？』



ヒ『つるぼーせんぱい』




『「……」』





気を取り直して…




「一生のお願いって何？」



『ぼくといっしょにたいいくさいじっこういいんをやりましょう！！』(訳:僕と一緒に体育祭実行委員をやりましょう)





「はい？」



本日2度目のはい？を繰り出した私。



「…ごめんなさい」



ヒ『えぇ！？！？』





ヒチョンくんといるとキャラ狂うんです私！！！


主人公降板になりかねない！！！





ヒ『そこをなんとか〜〜』




きゅるるんとした目で此方を見つめる一匹の犬。



「ｸｯｯｯｯ」



『ぼく、てんにゅうせいだし、いままでみんなにやさしくしてもらったぶんおかえししたいんです』(訳:僕、転入生だし、今までみんなに優しくしてもらった分お返ししたいんです)



「ｳｯｯｯｯｯ」



『それでいま、いちばんなかよしなのがAだから…おねがいっっ』



「ｸﾞﾊｯｯｯｯｯ」







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勝者 イケメン転入生・キムヒチョン


敗因 あまりの可愛さとあざとさによる尊死








「よし！！やったる！！」



ヒ『ありがとごじゃます！！』



華『』







そしてこの選択が、私の人生を大きく変えることとなったのです。(大袈裟)



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