果たし状? ページ25
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時は流れ体育祭当日。
結局ヒチョンくんとは気まずい感じのまま。
『これってここでいいですか?』
「いいよ!次そっちね」
まぁ今はそんなことを考えている暇はない。
実行委員があまりにも忙しすぎる。
下心だけで立候補するもんじゃなかったこれ。
しかも肝心の木全先輩とは持ち場全然違うし!!
そしてこれがいちばん重要。死活問題。
『先輩、ここ終わりました』
ユ「…そう、じゃあ次」
持ち場がユリ先輩と一緒なこと。
神の悪戯ですか?それとも天罰??
ギネス史に残る(であろう)早とちりぶりを記録した私。
勝手に会うのが恥ずかしいというか、後ろめたいというか。
ユ「ねぇ、」
ひと段落ついたところで急に話しかけられた。
何ですか、殺されるんですかね!?!?
『ゴッ、ごめんなさい!私にはまだやりたいことがたくさんあってですね』
ユ「あんた何言ってんの?」
はぁ、とため息をつかれる。
心の底からのほゎ?をお送りしたいと思います。
ユ「大澤Aだっけ。翔也と付き合ってるんだってね」
『エヴ!?!?』
予想外の発言に思わず咽せた。苦しい。
『そうなります、ね。はい』
恐らくこの前の件だろう。
木全先輩から大体は聞いたから把握している。
「…フッ」
しばらく黙ってから、ユリ先輩はまた妖しく笑った。
必殺技かなんかなんですかね?
それにしても耳に掛けた髪がサラサラしていて、女の私が見ても美しいと思う。本当に。
「私翔也のこと好きだったの」
『…』
「ごめんね」
何に対しての"ごめんね"なのかがわからなかった。
今までのこと?
それとも、これからのこと?
「私翔也にガツンと言われたの」
『え?』
「途端に恥ずかしくなっちゃって。ほんと惨めよね」
『いや、そんな…』
ガツンと、とはどういう感じなんだろう。
マイルドに説明されたからよくわかんないな!!
「翔也は貴方のことが好きなのね。痛いぐらいわかったわ」
『…私が木全先輩を幸せにします!!!!!』
「…そういうところ」
なんだかよくわからないけど
心の中に少しだけ残ってたチクチクとかモヤモヤとか、吹き飛んだ気がした。
華『A〜呼ばれてる!!』
「あっ!今行く!!!!」
体育祭、上手くいきますように!!!!!
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ごま油(プロフ) - ずさん» ありがとうございます!そう言って頂けるととても嬉しいです(^-^)頑張ります:^D (2020年5月24日 0時) (レス) id: a39d58dbc6 (このIDを非表示/違反報告)
ず - このお話大好きで、前作に引き続き見に来ました!応援してます(^^)! (2020年5月23日 20時) (レス) id: f29e12bfd7 (このIDを非表示/違反報告)
ごま油(プロフ) - 、さん» すみません!外し忘れていましたね。教えて頂きありがとう御座います! (2020年5月23日 17時) (レス) id: a39d58dbc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごま油 x他1人 | 作成日時:2020年5月23日 16時