うさぎ先輩！２

衝撃の事実 ページ18

.


鶴「ほんでほんで？もっと話聞かせてや」



『もうないです！ていうかもう言いたくないです！！！！！』


鶴「なんでそんな急に内向的になるん？？？」



いつも天国だったランチタイムが、今は地獄と化している。

鶴房先輩からの質問攻め(拷問)。


どちらから告白したのか、告白の言葉は何か、手は繋いだか、ハグは？キスは？？



…ハグ的なものは一方的にしたけど手もキスも済ませてねーーーーーよ！！！！！！！！！



鶴「ふーーーん翔也も奥手なんやな」


木「……」


木全先輩はさっきからあたかも自分は関係ないですよ〜的な顔でパンをもぐもぐしている。

そんなとこもかわいいけど！！！！


好きだけど！！！！！！！！




木「……キスとかって、するもんなの？」



ようやく飲み込んでこちら側の人間になった先輩は、驚きの発言をした。



「『ゑ？？？？？？』」



木「え？」



宇宙一気まずい沈黙が流れる。



え？恋人って、好き同士って、キスとかそういうものするもんじゃないの？


あれ、私の勘違い？



鶴房先輩は今にも吹き出しそうなのを必死な顔をして堪えている。

咽せちまえ！！！！！！



『あ、えっとー…木全先輩は、キスとか、そういうものは…』


木「うーん、ちょっとあんまりしたくないかも」


ここで鶴房ダムは決壊した。

ざまぁみやがれ！！！(ひどい)



『…木全先輩、私のこと好きですか？』


木「あ、うん。はい。好きだよ」


『ありがとうございます！！！！！』




良かった。

一応カレカノ認定はされてるみたいだ。


鶴「…」


ポンっと肩を叩き、哀れみの目でこっちを見てくる鶴房先輩。


『うるせーです』


鶴「何も喋っとらんで」




…付き合ったってのに、キスとか出来ないとかおかしくなぁい？？？？


『絶対キスとかさせてやりますよ木全先輩』


木「へ？」



鶴「やっぱおかしいわこのカップル(仮)」




.

再来マイエンジェル→←ひっどいなぁ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す