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あなたが良いんです ページ13

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辺りは薄暗くなってきた。


なんか青春ぽいなぁ、ぐへへ!



『僕、』


「はい!!!?」



いかんいかん、しっかり聞かねば。


フラれるかな。

心の準備はとうの昔に出来ております。
完全体です。


ばっちこーーい!!!!



木『ヒチョンくんとのやりとり見て胸が痛くなった。大澤さんは僕のことが好きなのにって。それで考えてみたら2年生になってから僕の隣には殆ど大澤さんがいてガハハって笑ってて』


「品が無くて申し訳ないです…」


木『大澤さんのおかげで毎日楽しい。ふとした瞬間、あ、いいかも…とか思ったり。もっと、その、大澤さんのこと知りたいというか、一緒に話してたいというか』



最初は何を言われているのかわからなかった。


数秒間をおいて私の脳内に流れてくる数分前の会話。




その人とずっと一緒にいたいとか、笑ってたいとか。ふとした時にあ〜好きだな〜って思ったりその人のおかげで毎日楽しいって思ったりとか



「そ、そそそそそそそそそそそれって」


木『ふとした時に滑舌凄いよね大澤さん』



私の心が追いつかず一旦一息つく。


言っていいのかな。

さっきの言っていいのかと思ったのとは重さがまるで違う。


違ったら泣くよ私。


違ってなくても泣くよ私。


言わなきゃ何も始まらない。


もうどうにでもなれっ!!!!!!!



「先輩は、私のこと、好きっていうことで良いんですか」



先輩は此方を見て目を大きく開いた。


あ、失敗したかな!!!!


数回瞬きを繰り返した先輩。


そして俯いた。







木『………そういうこと、なのかな』




今にも消え入りそうな声。


でも今度はしっっかり聞きましたよ私!!



「likeではなくloveですか」


木『…うん』


「お試し期間は…」


木『…終わり…?』


「正式にお付き合いを…?」


木『ぼ、僕で良ければ…』





うわぁ、我慢してたんだけどなぁ。

次々に涙が溢れて止まらない。


私の人生の中で1番嬉しいことが起こった瞬間。




「最初から木全先輩が良かったんです!!!」


木『…うん、ありがとう』



涙と鼻水をズビズビに垂らした私は木全先輩に抱きついた。


木『うぇ!?』


「ゔええええん!!ありがどゔございまず〜!!ごれがらもずっどだいすぎでず!!!びぇえええん」


『え、ちょ、泣かないでよ大澤さん…』



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普通にまだまだ続きます!二人のドタバタラブコメ!

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ごま油(プロフ) - ずさん» ありがとうございます!そう言って頂けるととても嬉しいです(^-^)頑張ります:^D (2020年5月24日 0時) (レス) id: a39d58dbc6 (このIDを非表示/違反報告)
- このお話大好きで、前作に引き続き見に来ました!応援してます(^^)! (2020年5月23日 20時) (レス) id: f29e12bfd7 (このIDを非表示/違反報告)
ごま油(プロフ) - 、さん» すみません!外し忘れていましたね。教えて頂きありがとう御座います! (2020年5月23日 17時) (レス) id: a39d58dbc6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごま油 x他1人 | 作成日時:2020年5月23日 16時

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