本音を聞かせて ページ12
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木『僕色々考えたんだよね。』
「はい？」
木『今の大澤さんとの関係について、とか』
先輩が、こっち座ろうよ と言って、私たちは通り道の公園に入った。
ベンチに座り、二人。
ふふふふふ、ふた、っ二人、二人きりっ…。
「なんか照れちゃいますね！！！」
木『…はぁ………』
「…ところで早速私との関係について等お話しさせて頂くということで？」
木『…はい』
なんだろう。
とてもとても不安。怖い。どうしよう。
私またフラれる？何百回目だよマジで。
てか仮にもいまお試しお付き合い期間よね？
え！？
そういやお試しお付き合い期間じゃん！！
忘れてたよ大澤A！！！！！
「ﾝ"ｯｯｯｺﾞﾎﾝｯ…では、本題に」
木『あ、はい…』
木全先輩はすぅ、と息を吸ってから口を開いた。
あ、かっこいいな。
木『なんか、こう、過ごしていくうちに。そもそもお試し期間とは？ってなって。大澤さんは僕のこと…その…好き、だし…』
「はい大好きです」
食い気味に返事をしたら冷たい目で見られた。
辛い。
木『僕そこまで鈍感じゃないから、ちゃんと大澤さんの気持ちには気づいてるし、本当の自分の気持ちが確かめたくてお試し期間を、その、承諾しました』
「存じております…」
木『で、なんかふと思って。好きってなんだろう、僕がそれに気づくために大澤さんの気持ちを利用してしまってるんじゃないかって思ってきて』
「！？そんなことないですてか大好きな人のために利用されるのなら御の字…逆にありがとうございます！！！！！！」
木『…。
このままじゃずるずるこういう関係引きずっちゃうんじゃないかって思って。忘れ物して取りに行った時、まぁ、あんなことはあったけど、大澤さんと話せる機会ができて良かったって思った』
そう言って木全先輩は下を向いてしまった。
正直今の私の心臓はギュンギュンを超えてギュドゴンギュドゴンしている。
色んな意味で。
次に続く言葉が怖い。
でも、少し期待してしまう自分がいて何となく嫌になる。
「…先輩？」
話すのをやめてしまった先輩。
いつもなら「かっわいいなぁ！！」「そんな先輩も愛してます好きです！！」とか言ってるけど、何か言えない。
木『大澤さん』
「はい木全先輩のことが大好きな大澤Aです」
怖い、けど、聞きたい。
木全先輩の本音。
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ごま油(プロフ) - ずさん» ありがとうございます！そう言って頂けるととても嬉しいです(^-^)頑張ります:^D (2020年5月24日 0時) (
レス) id: a39d58dbc6 (このIDを非表示/違反報告)
ず - このお話大好きで、前作に引き続き見に来ました！応援してます(^^)！ (2020年5月23日 20時) (レス) id: f29e12bfd7 (このIDを非表示/違反報告)
ごま油(プロフ) - 、さん» すみません！外し忘れていましたね。教えて頂きありがとう御座います！ (2020年5月23日 17時) (レス) id: a39d58dbc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごま油 x他1人 | 作成日時：2020年5月23日 16時
