〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

半日経たないと出られない部屋【煉獄杏寿郎】 ページ6

夢主side


煉獄「任務帰りで疲れているだろう！
丁度いい休め！」


「いや何でまた貴方なんですか神経
疲れますほんと」


煉獄「慣れてきたとはいえやはり
あからさまに拒絶されると傷つくな！」


めっちゃ爽やかな笑顔で言ってますけどね
相変わらずどこ見てるのか分からないけど



私も嫌々言ってはいるが、思い切り
嫌なわけじゃない、寧ろ...



煉獄｢隣、座ってもいいか？｣



少し表情が変わった煉獄さん


珍しく遠慮がちに言われ、断れる
訳もない



「いいですよ」



え、やだなんかドキドキしてるし
変に緊張するしなんだよ巫山戯ん
な←逆ギレ


「嫌い」


煉獄「何故だ！？」



確か、紙に書いてあった命令は
半日経たないと此処から出られない
んだっけ、半日か･･･、


半日、煉獄さんと二人きり.......



うう、



煉獄「顔、赤いぞ。どうしたんだ？」



そう言いながら煉獄さんはずいっと
私の顔を覗き込んでくる
いや、近



「ひゃ、」


煉獄「·····」



いや何その真顔は！



煉獄「俺の事、意識してるのか？」


「っ！？ち、ちが、違います！」


煉獄「なら、何故そんなに慌てるんだ
声だって震えているし、涙目でそんなに····」



近い近い近い！！わざとか！絶対
わざとだろ！嫌だもう！(善逸化してる)



「す、好きな人と二人きりで、しかも
こんなに近くにこられたら誰だって
こうなりますよ！！！」


煉獄「は·····」



あ、私、今なんて言った？

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