〜〜しないと出られない部屋｢鬼滅の刃/短編集｣

深い接吻をしないと出られない部屋【竈門炭治郎】 ページ29

夢主side


「.......腹を切る」


「いや馬鹿じゃないの!?序盤で
それはやめてください!!!」



脱出不可能な部屋に閉じ込められた
私と竈門君。勘が鋭いからか直ぐに
お題を見つけた


と、同時に刀を手に持ち腹を切る
等ととんでもない事をしようとした
ので必死に止める



竈門「ここから脱出するためには
致し方ないとはいえ、せ、接吻は....」


「そこまで拒絶されると流石に心が
折れるわ、ぐふ！」


竈門「ち、ちが！！」



あーもう純粋、純粋すぎるよこの子


可愛いけどやっぱ私が相手だと抵抗
するよね、分かるよ分かる



うんうんと私が1人で納得していると




竈門「説教なら、後で聞くから」


「へ」


竈門「ごめん」




彼は一言だけそう言って私の腕を
ぐいっと自分の方へ引き寄せて
抱き締めてきた



「っ〜〜〜！」


めちゃくちゃ熱く感じる私の顔は
タコのように真っ赤だろう


それに加え、何か、こう



唇を塞がれる感覚





「んん！？」


接吻をされたと気付くのに数秒は
かかった



いや、やると決めたらとことんですね
早いですね！？



もうちょっとさ、ねぇ！？



てか、苦しいです竈門君！



竈門「んっ」



私はドンドンと必死で竈門君を


叩く






び、びくともしねぇ



ちなみに、舌も入れられてます


ぬめりとしてます



「ひゃへよ(やめろ)」


竈門「ん〜？」



こ、こやつ！！！意地悪い笑み
浮かべやがって！あれ！？竈門君
ってこんな性格だっけ！


「ひゃらぁ！」


くちゅっと音を立てして舌を絡める
竈門君は必死で追いつく私を見て
楽しそうにしている



さっきまで遠慮してた竈門君は
どっかへ行ってしまったのか.......



竈門「いや？」


そう聞いてくる竈門君


私は返事の代わりに竈門君の服を
ぎゅっと握る


実はね



もう扉開いてます



脱出出来ます



嫌では、無い



けど恥ずかしくて堪らない



竈門君は満足したのか


ゆっくりと唇を話して私の頭を
優しく撫でた



「は、はぁ.....はぁ」


竈門「ごめんな、あんまり可愛いからさ」


「う、うるさい！」


竈門「こら、そんな事言っちゃいけません」


「ふーんだ！」



竈門「もう1回したいの？」



「ほんとあんた誰」

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