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深い接吻をしないと出られない部屋【鬼舞辻無惨】 ページ15

夢主side


死んだ



これ確実に死んだわ




私の視界に映ったのはとてつもなく
美形で、我々鬼殺隊の宿敵、鬼舞辻
無惨様だ


なんか、こう様をつけないと行けない
気がして、心の中では勝手に無惨様と
呼ばせてもらっていますはい



無残「……」


「っ……」



私をじっと見つめる無惨様
え、怖い無理怖い死にたくない
死にたくない


きっとここから脱出するには
何か条件があるのだろうけどそれを
知っているのは多分彼だけだ


「ひっ」


ポロリと涙が溢れてきてしまう




無惨「死にたくなければ泣くな」



「は、はいごめんなさい殺さないで
くださいごめんなさいごめんなさい」


無惨「……別にお前を殺そうなど
とは思っていない」


「ごめんなさい、ごめんなさい死にた
くないですごめんなさい」


無惨「はぁ…」



もう彼の声も言葉も頭に入ってこなくて
ただただ恐怖と不安に押しつぶされる
一方


泣きながら必死に謝罪をする私に
近づいてきた無惨様


こ、殺される!



「や、やだ殺さない……んん!」



痛みを覚悟して目を瞑った瞬間
唇を何かに塞がれた感じがした



「ん、ん、んぅ…う…」


無惨「…」



ちゅ、くちゅ、と嫌らしい音を立て
舌を緩やかに絡める無惨様
なに、これ…頭がぼーっとする


恥ずかしいし苦しいしもう分からない




「むざ、様!」


涙目でつい彼の名を呼んでしまった
私のバカ!



無惨「は、なんだ、こういうのは初め
てか」


「っ〜〜!!」


無惨「ふ、愛らしいな」


「え、」



優しく、ほんの一瞬だけど
優しく微笑んだ、あの無惨様が
本当に、あの無惨様?あれ、私の
目が可笑しいのかな



無惨「どうやら出れるようだが
惜しいな、また何処かで会う事がある
だろうが」



「んぅ!」


彼がまた近づいて、私の首元に
口を付け、ちくりと痛みを感じた


無惨「また会おう」



「ま、待って、今何を!」


あ、もう居ない、なんなんだ一体
心做しか嬉しそうだったし



「あ〜〜……」



接吻された衝撃と、殺されなかった
安心感で、その場に座り込んでしばらく
はずっとその状態でいた私であった

耳責めをしないと出られない部屋【嘴平伊之助】→←深い接吻をしないと出られない部屋【時透無一郎】



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無惨様推し - 無惨様めっちゃエロいやん…//// (2021年5月3日 15時) (レス) id: 428e1e5529 (このIDを非表示/違反報告)
てらにゃん - 善逸くん推しなので、めっちゃ嬉しいです!これからも頑張って下さ〜い! (2020年3月25日 12時) (レス) id: 2233824ff8 (このIDを非表示/違反報告)
りく - 冨岡さんの[冨]が、[富]になっています。これからも頑張ってください。 (2020年2月2日 22時) (レス) id: 51b1b29ea0 (このIDを非表示/違反報告)
妖精・ナルル - 炭治郎イケメン過ぎてヤバイ… (2020年2月2日 16時) (レス) id: 428de63203 (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅大好き - 何か、、、無惨かっこよすぎてヨダレたれてきたのだけど//// (2019年12月14日 19時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:兎丸 | 作成日時:2019年10月18日 15時

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