■後日談�� ページ45
·
『寂しい…』
みんなが来てくれるから大丈夫…というのは昼間の話だ。
明るいし、新一と蘭はもちろん、知り合いが続々とお見舞いに来てくれるから寂しくなんてない。
…でも、夜の病院に1人なんて寂しくないわけがないし、それに、ちょっとだけ、
『…こわい』
ぽつりと呟いた言葉。
個室のこの病室は、1人で使うには広くてとても便利だけど、夜になると心細かった。
怖いなんて理由で看護師さんを呼ぶわけにも行かないし、かと言って新一に電話しようか…というのも迷うところだ。
早く寝てしまおう、と布団を被った時。
「よっ」
『ひあっ！！』
月明かりに照らされて立っている人影。
…その姿にはよく見覚えがあった。
『か、快斗…』
「んだよその顔、寂しい〜怖い〜って今頃泣いてるんじゃねーかって思って来てやったのによ」
ここの病院は7時を過ぎたら面会禁止。
…今の時間は、10時を回ったところ。
そんなことには一切触れずにヘラヘラと笑いながら歩み寄ってくる快斗。
『…どうやって入り込んだの』
「天下の怪盗キッド様にかかれば忍び込むことくらい余裕だっつーの」
『…もう、』
ベッドに座った快斗は、呆れて小さく笑った私の前にすっと手を出す。
『…？』
「ほれ、よっ」
そんな声と共にぽんっと現れたのはバラの花。
『ふわぁ…！』
「何度やってもそんな反応してくれるの、オメーくらいだぜ？」
『ありがとう快斗…！』
バラの花を小さな透明のコップに刺した快斗は、ベッドに腰掛けたまま話し出す。
「それにしても、相変わらず無茶し過ぎなんだよオメーは」
『…無事だから結果オーライ！』
「ったく、連絡来た時どれだけ驚いたか…」
ジト目でこちらを見ながらもそんなことを言う快斗。彼の手が、…むにっと私の頬を引っ張った。
「これ以上、ハラハラさせんな」
それだけを言うと手を離す快斗に、私は頬をさすりながら「…それ新一にもよく言われる」と呟く。
その言葉に、ふ、と頬を緩めた快斗。
「でも、なんだかんだ言いながらも絶対に助けてくれる…そうだろ？」
『…っ』
「Aには名探偵がついてる。…もちろん俺もついてる」
優しく微笑んでいる快斗は、今度は私の頭に手を乗せた。
「もうちょい頼れよ？」
『…分かってる、』
「あ、お前赤く…」
『なってない！！』
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (
レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です！毎度コメントありがとうございます！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください！！！！笑 これからどんどん展開が進みます！！笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
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