■後日談�� ページ44
「…バーロォ、俺はA1人すら守れてねぇよ」
その言葉が妙に重く聞こえて、私は開きかけた口を一瞬閉じる。
服部くんも思っていた返答と違ったのか、目をぱちくりさせていた。
「約束も破っちま───…」
『新一は助けてくれたよ』
続けようと新一の言葉は遮る。
…約束破ったとか、名探偵じゃないとか、そんなことは絶対に言わせないよ。
『新一が居たから私は頑張れた。…現に今、こうしてピンピンで居るでしょ？』
「…ぁ、ああ、」
んふっ、と緩く笑えば、新一はほんのりと耳の縁を赤くする。
…照れてやんの。
「なんや工藤、幸せやないかい」
目線を合わせるようにしゃがんで新一のことを小突いた服部くんがなんて言ったのかはよく聞き取れなかったけれど。
…ちゃんと新一が助けてくれたのは事実だから。
『それにね、私、』
「A！見て、Aの好きそうなお花ばっかだよ！」
『へ？…あ、ほんとだ…可愛い…！』
病室に戻ってきた蘭が優しく笑う。
その隣で和葉ちゃんも嬉しそうに微笑んだ。
…二人とも可愛い。
『ありがとう、二人とも』
「おう！」
「うん！」
大きく頷いてくれた服部くんだけど、さっきの私の言葉の続きが気になるのか「それに、なんや？」と問い詰めてくる。
…なんか恥ずかしくなったから言いたくないや。
『な、なんて言おうとしてたか忘れちゃった…』
「そんなこと言うて、工藤の話なんやろ！工藤の！」
『違うもん。…それは気にしなくていいから私は服部くんが和葉ちゃんのことを命懸けで守った話聞きたいなぁ』
その言葉に、眉をひそめて頬を染めた服部くんが「誤魔化しよって…」と呟く。
そんな彼の隣で嬉しそうにはにかんだのは和葉ちゃん。
『ほらほら、大好きな幼馴染を守った服部くんの心境を知りた…い、』
「Aお前！それ以上言ったら…」
『言ったら？』
「い、言ったら…」
必死になって私の肩を掴んだ服部くん。
…の背後で眉をひそめたかと思えば、彼の首根っこを引っ張る和葉ちゃん。
「コラァ平次！Aちゃんに掴みかかりよって、そんなん工藤くんの前にあたしが許さへんで！」
「掴みかかるって…違うわ！！」
小さな言い合いを始める2人に、目が合った蘭と肩をすくめて笑った。
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ゆうみん - 頑張って、もう少しだよん、コナン君達助けてくれるよん、次回楽しみにしてます (2019年5月28日 21時) (
レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみんさん» ぜひぜひ楽しみにしていただければ光栄です！毎度コメントありがとうございます！ (2019年5月28日 20時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - やばいぞ、彼女ちゃん海おちゃたあ、早く助けに行かなくちゃあ、コナン君達はどうなるの楽しみです (2019年5月28日 17時) (レス) id: 031a0bf45d (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - ゆうみん さん» 楽しみにしててください！！！！笑 これからどんどん展開が進みます！！笑 (2019年5月26日 18時) (レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、気になるあ、どうなるの、犯人は、彼女ちゃん達は次回楽しみにしてます (2019年5月26日 17時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
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