□１６． ページ17
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『…わ、マスコミいっぱい来てる』
ちらりと窓から下を覗いてみれば、カメラやマイクを持った人が沢山居る。
…小五郎のおじさん、人気者じゃん。
「どうも、警部殿」
事務所へと入ってきた目暮警部や高木刑事、佐藤刑事に「こんにちは、」と一言。
暗号を解読したの、毛利さんってことになっちゃいましたからね。…なんていう高木刑事。
…暗号解いて、爆弾解除して、頑張った私たちのことは何も知らないんだから。
別にいいけどなんか悔しい…。
「あの、立ち話もなんですからどうぞお座り下さい」
蘭が飲み物を取りに向こうへと歩いていき、警部たちはソファに腰掛ける。
何故か「はーい」と返事をしてちゃっかり話に入り込もうとしている新一の隣に私もちょこんと座った。
「ところで毛利くん、犯人について何か気づいたことがあると聞いたんだが？」
「ああ…実は気づいたのは私ではなく、この小僧でして…」
「コナンくんが？」
「こいつが犯人からの電話について私と蘭にしつこく尋ねて来まして、」
妙なくらいに“しつこく”の部分が強調されてた気がする。…まぁ、あれは結構しつこかったもんね。
子供っぽく「えへへへへ」と笑った新一。
『かわいー…』
ぼそっと呟いた言葉は隣にいたおじさんに聞こえたのか、ジト…と見られる。
……恥ずかしい。
「新一兄ちゃんに教えてあげようと思ったんだ、すっごく気にしてたみたいだから！」
「ところで、その気づいたこととは何なんだね？」
「犯人がおじさんに言った言葉なんだけど…」
その言葉っていうのは、
“絵じゃない手だ！ハンドリングのハンドだ…！”って。
「それと同じ言葉を前にも聞いたんだ！」
もちろん私も聞き覚えがある。
サッカー教室での遠藤選手の言葉だ。
博士のクイズの時に聞いたやつねっ。
「確かにひっかかりますね、」
「普通ハンドリングのハンドだなんて言わないわよね…」
高木刑事と佐藤刑事の声に、新一はまた可愛らしく「でしょ？」と答えた。
ダメだ…今日のコナンくん可愛いよぉ…。
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ぱぴこ(プロフ) - 茜さん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しい限りです！！ぜひこれからもよろしくお願いします！ (2019年5月23日 20時) (
レス) id: 9511f3d914 (このIDを非表示/違反報告)
茜 - おおおお毎回お話が面白すぎて毎日楽しみです！頑張って下さい！ (2019年5月22日 18時) (レス) id: fc9bd81442 (このIDを非表示/違反報告)
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