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ーー。 ページ8

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なんだか、さっきまでの気持ちが、
嘘みたいに消えて。




あれ、私って今、どこにいたっけ。







目の前には、ガラス張りのビルの部屋で、
あっここ、黒龍の拠点だ。

だから、そっか。







今までのは全部夢だったんだ。






視界に入ったのは、いつもの黒髪に、
見慣れた白の特服に。

だから、笑って駆け寄ったのなら、




顔を覗き込まれる。






だからね、九井くん。






「いぬいくん、まだかえってきてないの?」






そう問いかけると、
肩を揺らして、目をそらされるから、



あぁ、まだなんだって思って。





大寿くんにもお土産かわないと、
すーぐ拗ねるんだもん。



それに、柚葉ちゃんにも買って帰ろう。






最近家に帰ってないな、
お母さんたちに申し訳ないや。



だから、お兄ちゃんにも怒られるし。






ただえさえ過保護だからなぁ、家族。






あァ、似てるね、2人に。
いつもいつも、私の心配ばっか。


頭から血を流しても、死ぬの怖くなかったよ。







知らないけど、分からないけど、






2人が来る気がしたから。






そんな単純な理由で、
生きてきたから。







ここのいくんがないている、その理由がわからない。


目の前がどろっ、としてて、
黒い髪のここのいくんじゃなくて。
しろいかみの、ここのいくん。








かえちゃったんだね、かみのけ。






いまのきみもすきだけど、
むかしのきみのほうがすきだった。


あの頃にもどりたいな。







さんにんで、おかいものいったり、





ごはんたべにいったり、
わたしだけらちられて、たすけにきてくれたり。



ねぇ、ここのいくん。








いつからだろうねぇ。







「いつから、わたしたち、
まちがえちゃったんだろうねぇ。




あのころは、たのしかったし、



なにもかんがえずに、ばかやれてさぁ、
それでねぇ、なにがおきてもぉ、
わたし、いいやぁってしてたけど。





わたし、やっぱりねぇ、






ここのいくんと、いぬいくんと、
さんにんでいたいなぁ。


ずっと、ずぅっと、







さんこいちで、いきていたいなぁ。」







夢を見るんだ。






あの日、天竺に行かない選択肢ならば、
私たちは今も3人でいられたのだろうか。



きっと神様に問いかけても、






答えは教えてくれないけど。

それでも、よかった。








きっと、いないもん、神様なんて。



「あはっ♡」







________ ふたりぼっち、1人足りない?

その女は酷く愚かだった。→←君の時間は止まったまま。



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阿恵 - このお話の続きが見られて嬉しいです 更新頑張ってください (9月16日 16時) (レス) id: f862afcdc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ことり | 作成日時:2021年9月15日 14時

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