人間どこで恨まれるかわかんない。 ページ27
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たまに思う、
気づけば恨みを買ってたり、
恨まれてたりする。
ほんと、何処でなんだろ。
今日、学校終わってから、
2人は集会があるからって理由で、
正門で別れて、
それから、なんだっけ。
買い物しようと、歩いてたら、
路地裏で怪我してた人がいて。
助けようとしたら、後ろからぶん殴られて。
怪我してた人は、平気なのかな。
そんなぼんやり考えながら、
人の気配もしない廃墟なのか、廃れた店の中。
ロープで縛られて、床に座ってた。
｢うーーん、うーん、
今日、予定なかったらいいけど、
あの人らいきなり来るからなぁ。｣
なんて、呑気に考えていたのなら、
ドアが開いた。
誰だ、いや、真面目に誰だ。
なんか近々喧嘩起きるって、
ムーチョくん言ってたし、
ムーチョくんかなぁ、とか思ったけど、
まぁムーチョくんなら、
私の事投げ飛ばすか、そのまんま拐うけどさ。
｢いや、え、どちらさまで？｣
『葉山冬知ってんだろ？』
｢あーね、葉山さんね。｣
『その兄貴、精神ズタズタにされてさ、
聞いたら、お前が主犯らしいじゃん？』
おいおい、九井くん、話が違うぜ。
しんどらんやん、当たり前か。
まぁ、しなれたらあれだけど。
うーーん、でも主犯っていう証拠なくね。
｢私が主犯って証拠は？｣
『は？んなもん妹が、』
｢私、好きな人取られてんの、その子に。
でもね、今彼氏いるんだ、それに。
お前がどこの誰とか知らないけど、
神の御加護があらんことを。｣
にんまり、と笑ったのなら、
鉄パイプかなんかで、頭をぶん殴られた。
一応私、女なんだけどな。
その妹ってやらの、葉山さんと同い年の、
意味がわからない。
妹はされたらダメで、それ以外は良くて。
『誰も助けに来ないのに、
何調子乗ってんだお前。』
｢確信なんて、微塵もないけど。
信じてる、来てくれる自信がある。
私とあの二人はそんな変な、
信頼で結ばれてる。
だって、私たち3人は、
ちょっと変わってるもん。｣
そんな言葉を言って、
また鉄パイプを振り上げた時に、彼の後ろから、
聞き慣れた声に、
見慣れた特服を身にまとってたふたりだから。
九井｢恨まれるようなことしたか、｣
乾｢見に覚えがありすぎるんだろ。｣
まるで私が何かしたみたいじゃん。
いや、したんだけどさ。
まぁ、いっか。
助けに来てくれたし、良しとしよう。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました！！神作品ありがとうございました！！ (2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！神作品読めてホントによかったです！！次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました！私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました！ (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年8月31日 16時
