君のことが好きで好きで。 ページ22
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九井くんに言われたとおり、
失恋して、気持ちを改めた方が早いのかも。
でも、それはなんだか、やだな。
このまま、乾くんと関われなくなるのが嫌で、
だからこそ、どうしよう。
わからないまんま、
九井くんを見つめた。
ガラガラっとした音がして、
目線を向けた先には、乾くんがいたから、
あからさまに、目を逸らしてしまった。
それが気に入らなかったのか、
だんっと、九井くんの机を叩いた乾くん。
え？
乾｢なんで目逸らした。｣
｢えっ、えと、え？｣
九井｢イヌピー怖がらせんな。｣
乾｢今更だろ、それは。｣
九井｢Aはこれでも、
乙女なんだよ、本人曰くだけど。｣
目の前で口論始めんなよなぁ、って思いながら、
じとーっと九井くんを見つめてた。
この人、ベロ出し過ぎでは。
たまに自分がなにしてるのわからない、
まぁ変なことには変わらないんだろうけど。
｢乾くん、｣
乾｢ん、｣
｢好き。｣
それから、乾くんみて、
そんな言葉を投げたのなら、
目を見開いて、そらされた。
知ってた、わかってた。
それでも、どこか期待してたんだ。
もしかしたら、蘭くんが言ってた通りかなとか。
でも、そんな事ないね。
きっと、そうだ。
乾｢お前は、ココの彼女だろ。
嘘でも言っていいことと、｣
｢乾くんとちゅーしたい、
手を繋ぎたい、お出かけしたい、買い物したい、
手当したいし、ずっと隣にいたい、
その先のことだってしたい、
結婚したい、子供も欲しいし、家も欲しい。
おばあちゃんになっても隣にいたいし、
死ぬなら、
乾くんに殺されたい。｣
気づいたら、口元から溢れてたのは、
長年思い描いていた理想。
同じクラスに、彼女がいるとかどうでもいい。
ふられるのなら、ふってほしくて。
乾｢………………っ、悪い。｣
｢うん、ごめん、ごめんね。
それでも、私ちゃんと、乾くんのこと、好きって、
伝えたくてさ。｣
乾｢いや、違う、俺は。｣
そうすると、九井くんに肩を叩かれて、
指さしている方向を見たのなら、
葉山さんが泣いていた。
そのまわりには女子。
彼氏を取られると思ったのか、
それとも私がびっちとでも思ってるのか。
わからないけど。
乾｢俺は、Aに愛されてる自信だけはある。｣
けど、君の好きな人は、違う。
あぁ、好きだな。
そんなとこも好きだ、ちきしょう。
気づいてたのに、知らんかを。→←赤い糸なんて結べば勝ちだろ。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました！！神作品ありがとうございました！！ (2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！神作品読めてホントによかったです！！次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました！私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました！ (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年8月31日 16時
