赤い糸なんて結べば勝ちだろ。 ページ21
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｢でも、乾くんほしい。｣
九井｢っはぁ、わかったわかった。
手伝うから、とりあえずちゃんと告白してこい。
振られてからまた考えて、
別れさせて、告白してって、その頭で考えろ。｣
｢葉山さん邪魔。｣
九井｢うっ、おまっ、よしわかった。
葉山との繋がり調べて、金でどうにかする。｣
｢拉致して、二度と出てこなければいいのに。｣
九井｢あのなぁ、……………っはぁ、
お前それ、イヌピーにバレたら殺されるぞ。｣
｢乾くんに殺されるなら本望。｣
メソメソとしながら、
そんな会話をしていたのなら、
周りの人が見てきてた。
内容が濃いね、そうだね。
でも、割と本気で思ってたりする。
それになんだかんだ、やってくれるんだ。
怒って、止められるかの思ったのに。
｢なんで、止めないの。｣
九井｢お前も止めないだろ、俺たちが喧嘩してても。｣
｢プライドかけた戦いなんでしょ。｣
呆れた顔をされては、
ほっぺたに手を添えられて、おでこがあう。
近い、なんだ、どした。
目やについてた？
いえば取るって、子供扱いすんなよ。
九井｢怪我しても、Aがいると思う。
何しても、絶対に隣にいてくれる自信がある。
Aに愛されてる自信だって、
イヌピーはなにがなんでもある。
お前に大切だと思われてる自信もあいつある。
俺は、お前に愛されてるとは思ってないし、
大切だなんて思われてても、どうでもいい。
だけど、
Aが望むなら叶えてやりたい。
俺なりの恩返しだ、ありがたく受け取れ。｣
なんて、笑っては、
デコピンされて、痛かったのと、
頬が赤い自信しかない。
なんだ、なんなんだよ、イケメンめ。
こうやって女を騙し、
貢がせてきた人生なんだろうな。
悪い男め。
深くにも、ときめいてしまった。
｢……………うわ、あの、
やめてください、イケメンめ。｣
九井｢イヌピー泣かせたらぶっ飛ばすからな。｣
｢乾くんに泣かされてるの私なんだけど。｣
不覚にもときめいてしまった。
あぁ、男ってずるい！！
怖い！！！
だけど私は、九井くんのことだって、
友達として大好きだよ。
それに大切。
だからね、九井くん。
｢九井くんのことも、乾くんのことも、
私が守ってあげる！｣
そう言うと、九井くんは、
ばーかっていいながら、
笑っていた。
その笑顔も好きだよ、私。
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サリー(プロフ) - ココくんが更に好きになりました！！神作品ありがとうございました！！ (2月19日 15時) (
レス) @page50 id: 197d152f6c (このIDを非表示/違反報告)
愚民 - これ以上のものは読んだ事がないってくらい素敵な作品でした。ありがとうございました。本当に心臓が押しつぶされそうになって見るのやめたくなった時もあったし、面白すぎてニヤニヤしてた時もありました。本当に最高です。これからも陰ながらずっと応援してます。 (2022年7月20日 14時) (レス) @page50 id: 59cc64d62b (このIDを非表示/違反報告)
ユウナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！神作品読めてホントによかったです！！次の新作も読みたいと思っちゃいましたwwwできればパスワード教えていただけたら嬉しいです！ (2021年11月4日 21時) (レス) id: cefe0dde1a (このIDを非表示/違反報告)
み - もぉ〜ココくんの事一層好きになりました泣ギャグ線高くてこんなに感動する作品初めて出会いました！私の好みドンピシャです♡素敵な作品ありがとうございました。評価1回しか押せないの悲しいくらいです笑 (2021年11月1日 23時) (レス) @page50 id: f6714e7803 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク。(プロフ) - 無茶苦茶キュンキュンしました！ (2021年9月8日 13時) (レス) id: b6073e05a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ことり
| 作成日時：2021年8月31日 16時
