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お風呂に浸かりながら考える。
太宰さんは何故私を恋人にしたのか。
私の事が好きになった、なんて云っているけど嘘としか思えない。
顔も整っているし、探せば生粋の美女が沢山釣れる筈だ。
「好きなはず無いし...絶対...」
と少し逆上せてきたな、と浴槽から出た。
____
太宰side
今日、上原Aという少女を預かった。
彼女はまだ恋人と云うものの定義を理解していない。
これから教えて行かないと。
といっても、彼女と恋人に成ったのは、彼女に惚れたから。それだけである。
「お風呂...有難うございます...」
と彼女が風呂から上がる。
まだ私の事を疑って敵視している様に思えるが__
「此方に来給え。」
と笑いかけると、俯きがちに此方に歩いてくる。
なんとも可愛らしいが胸に仕舞っておこう。
『なんですか..?』
「髪を乾かしてあげよう。」
『....否、善いです。』
「恋人だろう?」
『っ...じゃあ...お願いします。』
恋人、とは魔法の言葉らしい。Aちゃんは其のまま私の前に座った。
ドライヤーの電源を入れ、彼女の柔らかい髪を乾かす。
「綺麗な黒髪だね。」
『...有難うございます。』
顔を視て居ないから判らないが、彼女が少し照れているのを感じる。
時計に視線を向ければもう十二時を回っていた。
____
_
『寝ようか。』
「はい、私は床で。」
『は?何を云って居るんだい?
一緒の寝台で寝るんだよ?』
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うどん(プロフ) - かりしゅまさん» どういたしましてどういたしましてどういたしましてどういたしましてどういたしまして (2018年10月11日 20時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
かりしゅま - ありがとうございますありがとうございますありがとうございますありがとうありがとうございますありがとうございますありがとうございます (2018年10月10日 22時) (レス) id: b0789ec004 (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - まんじゅうねこさん» ティッシュあげます (2018年9月30日 21時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
うどん(プロフ) - 月瀬ゆうめさん» そーれねっ (2018年9月30日 21時) (レス) id: d550fea9be (このIDを非表示/違反報告)
まんじゅうねこ - やばい…太宰さんのツンデレが鼻血モノ…(出したくても鼻血出せない人) (2018年9月23日 15時) (レス) id: dd9eae3b3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うどん | 作成日時:2018年8月15日 20時