太宰さん怖いです。【短編集】

中編 ページ19

『...中也に呼び出されたのだね？』

図星！！？

「は、はい...来週の任務で...」

『其れに何故異能力を使う必要が有った？』


「申し訳ございません！！」



太宰幹部は私の胸元で光るエメラルドの首飾りを愛おしそうに眺めた。



これは彼から貰ったものだ。



『...中也に何かされたら云い給えよ。君は私が好きなのだろう？』

「...はい。」


太宰幹部は私の髪を掬い、顔を私の首許に埋める。


そして歯を立てた。

「いっ...」


『可愛いよ。さぁ行って来なさい。』



首許には独占痕が付いて居た。

太宰さんに付けられたと思うと鼓動が高鳴った。

マゾなのかもしれない()


---

『遅ェ！！！』


「すみませっ！！」

真逆酒がまわって居てもこの件を覚えて居たとは。


『大体なァ。太宰の奴なんて無視して、俺の処にいくだ＿＿＿！？』

中原幹部は顔を赤らめ黙ってしまった。

目線の方向は...


矢張り首許ですよねしってまーす

『手前ら早く付き合え！！』


---
『うーん。そだな。まず抱擁する所を見せる...とかか？』


「善いですね！(メモしてる)」

『何でメモ取ってんだよ...』


『それか...手前が良ければ..接吻でもするか？』

「ぼっ..え”？」

確かにその方が嫉妬心を煽れる...



「判りました遣りましょう。」

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