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70.犯人 八乙女 楽side ページ30

楽「何で笠野がここにいるんだよ。」

天「今日仕事じゃなかったの?」

芽亜里「…。」


俺と天が聞いても笠野は黙りだった。段々腹が立ってくるが、ここで冷静さを失ったらダメだ。


恵美「ドラマ収録の時も犯人は貴女でしょ?Aちゃんは何もしてないはずだよ。」

芽亜里「…目障りだったからよ。」

楽「は?」

芽亜里「目障りだったからライトや鉄骨を落としたの。」

陸「もしAちゃんが死んだらどうしてたの?」

芽亜里「さぁ?私には好都合かもね。」

遙日「ふざけないでよ!」

明謙「はるぴょん!落ち着いて!」

遙日「大切なお姉ちゃんを大怪我させて落ち着けるわけないでしょ!!」


パンッ!!


菜花「…。」

万理「菜花?」


さっきまで舞台袖にいた菜花さんが笠野の頬を叩いていた。


芽亜里「いった…。」

菜花「…人の命なんだと思ってんの?」

百「ちょっ、菜花さんも落ち着いてよ!」

菜花「あんた、自分がAちゃんに実力で追いつけないからやったんでしょ?」

芽亜里「…。」

菜花「一生懸命やってる子を潰して楽しい?悪いけどあんたに歌う資格ないよ。」

芽亜里「うるさい!!私の気持ちを知らないくせに偉そうに!!」

楽「いい加減にしろよ。気持ちを知らないからってあいつを傷つけていい理由にならねぇよ。」


笠野が俺を睨みつける。Aの方が実力が上だったのは確かだった。

実力で勝てないからってあいつが傷つけられていいという訳じゃない。


宗介「笠野、お前とお前のマネージャーを解雇する。」

芽亜里「は…?」

宗介「二度と顔を見せるな。」


親父がどこかに行く。警備員が笠野を連れて会場を出て行った。

俺は急いで楽屋に行って着替え、唯月にAのいる病院を聞いて向かう。

どうか無事で居てくれ…。

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作者名:はくまい | 作成日時:2019年6月17日 13時

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