69.事故 ページ29
ライブも中盤になって、次は私と楽先輩の曲になる。楽先輩が「一緒に歌いたい」って言ってくれて、頑張って私は作曲して楽先輩と作詞した。
曲が始まって歌う。見える限りの場所で楽先輩のファンの子がペンライトの1本を私の色にしてくれて嬉しくなる。
A「〜♪」
ガシャンッ
え?何の音?
上を見ると私と楽先輩の頭上からライトとライトを支える鉄骨が落ちてきていた。
A「危ない!」
楽先輩を思わずライトが落ちてこないであろう場所に突き飛ばす。
ガシャーンッ!!!
いつの間にか私は倒れていて、私の周りには楽先輩や龍之介先輩、天先輩、菜花先輩が何か言っていた。
良かった…楽先輩、怪我ないみたい。
私はそこで意識がなくなった。
八乙女 楽 side(流 血注意)
楽「A!?A!」
龍之介「だ、誰か救急車!早く!」
天「とりあえず止血しないと血が…!」
菜花「早くこれどけないと!」
何が起こったのかわからなかった。急にAに突き飛ばされて、気がついたらAが血を流して倒れていた。
スタッフや俺達で鉄骨をどけようとするも重くてなかなか動かせない。
菜花さんはパニックになっていて、スタッフの1人に舞台袖に連れて行ってもらった。
スタッフ3「救急車呼びました!」
龍之介「観客の人達の誘導もお願いします!」
スタッフ3「わかりました!」
ファンがぞろぞろと外に出て行ってから、関係者席に居たIDOLiSH7達も来た。
楽「いっせーのでで鉄骨持ち上げるぞ!」
龍之介「わかった!」
楽「いっせーので!」
鉄骨はすぐ持ち上がりどける。ライトの破片が身体に刺さっていて痛々しかった。
スタッフ1「救急車到着しました!」
救急隊員「どなたか一緒に救急車に乗ってください!」
唯月「僕が行きます。」
遙日「俺も行く!」
唯月「はるは皆と居て。大丈夫だから。」
唯月が救急隊員と一緒に救急車の方へと向かって行った。
楽「親父がやったのかよ!」
宗介「私はやっていない!」
カオル「やめなさい。社長は私達とずっと一緒だったから出来るはずないわ。」
楽「くそ…。」
一体誰が…。
?「離して!!」
警備員「怪しい行動をしていたので連れてきました。」
楽「…!」
龍之介「笠野さん…。」
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作者名:はくまい | 作成日時:2019年6月17日 13時