54.誤魔化し ページ14
A「〜♪」
歌い終わり戻ってくると、司会者さんに話を振られた。新曲の事を聞いてくると思って言いたい事はまとめてきた。
司会「Aちゃん、移籍して環境は慣れた?」
A「はい!」
司会「良かったねー。移籍した理由ってやっぱり笠野芽亜里ちゃんと仲悪いからなの?」
この司会の人失礼な人だな…移籍理由を聞いて何になるの?ニヤニヤして気持ち悪い。
イライラするのと本音が出るのを抑えて、司会者さんにニコッと笑う。
A「そんな事ないですよ!」
司会「でも仕事とかも被らなかったよね?やっぱりそういう事じゃないの?」
A「たまたまですよ!事務所が同じでも仕事が被らない事ありますし!」
司会「結構業界で噂になってるけどなー。」
新曲より移籍理由とか不仲説の方が大事なの?さすがにここまでしつこいと怒りたくなる。
三月「そろそろBプロの歌も聴きたいな!なぁ、皆!」
ナギ「そうです!お願いします!」
司会「そうだね!それじゃあ次はB-PROJECTで『無敵*デンジャラス』です!」
三月さんとナギくんが助け舟を出してくれて、Bプロの皆がステージに行って歌い始める。
あれ?もしかしてともくん、足引きずってる…?
Bプロも歌い終わり、番組も終盤になった。
司会「今週はここまでです!また次週もよろしくお願いします!」
収録が終わってスタッフさん達に挨拶したあと、急いでともくんのところに行く。
A「ともくん!足、引きずってるよね?」
倫毘沙「気のせいだよ。」
A「気のせいじゃないよ!足捻ったの?私を庇った時?」
倫毘沙「大丈夫、Aの気にする事じゃない。」
ともくんはBプロの皆と楽屋に戻って行った。何で隠すの…?
142人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はくまい | 作成日時:2019年6月17日 13時