情報。 ページ46
エイリア学園のチーム情報を全て伝え、
記憶が完全じゃない為に、エイリア学園の正確な座標がわからないことも、
全員の名前を伝えることは出来なかった。
それでも、エイリア学園の調査を進めるには重要な手がかりだと頭を撫でてくれた。
「三竦みの均衡が崩れたってのはなんでだ?」
「決定的なことは、ガイアがジェネシスに選ばれたこと。けど…自惚れじゃないとしたら私の存在です」
画鋲を3人に見立てて、机に付き刺せば皆が覗き込んでくる。
「ダイヤモンドダストはガゼルがキャプテンで、チームとしての連携は勿論ありますがガゼルが主軸です。
ガイアは個々のレベルが桁違いです。キャプテンとして立っているのグランですが…主軸は恐らくウルビダになります」
昔から、ウルビダの方が静かに周りを見て
グランと一緒に考える傾向が多かった。現状はおそらく、お父様のお気に入りとしてグランが贔屓されているとは思うけれど。
「プロミネンスは…ダイヤモンドダストと同じくキャプテンのバーンが主軸ですが……Aと2TOPストライカーです」
「嬢ちゃん…ストライカーだったのか」
ぴくり、と肩が跳ねて鬼瓦さんをみつめた。
今それ、追求しないでください。
「私にサッカーを教えてくれたのはバーンなんです。私、弱くて…ボールを蹴りながら走ることが出来なかったんです」
バーンに見立てられた画鋲を指先でつついて、思い出した記憶の中のバーンを語る。
「ドリブルが出来ないなら、跳んでればいい。そういう理屈で私とバーンは空を制したんです。正直空中戦なら、グラン以上です」
ふむ、と頷いた鬼瓦さんは、嬢ちゃんはエイリア学園でどんな立ち位置だった?と聞かれればとても困った。
「ううん、私は…チーム関係なくただ、自由に……皆とサッカーしたかっただけだから…」
グランはふざけてお姫様とか呼んでたことを伝えればどことなく、腑に落ちないけれど疑問も持たず飲み込むようにお願いをして。
「さて、問題は…秘密裏に妹さんをどこへ移動してもらうか。家の方も当然見張りが居るからな」
「……1箇所だけ、心当たりがあります」
こんな状況だけど、絶対に監視されない。
たとえ監視されたとて、不審に思われることは無いところ。
「私の……家です」
「それは…家族も宇宙人だろう?信用出来ないかと、」
「絶対に信頼できます」
「どうしてそこまで言いきれる?」
鬼瓦さんが、鋭い目で睨み付けてきた。
「家族は私が宇宙人ってこと…」
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守羽(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます。すみません…手違いで先に続編を立ててしまった次第です。本日続編分まで合わせて更新するのでお待ち頂けたら幸いです。 (2022年8月19日 16時) (レス) id: d0d25ba477 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - この話の続きが気になってますが、パスワードがかかっており話が読めないのですが…… (2022年8月19日 9時) (レス) id: dac527e381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:楸 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hisagi/
作成日時:2022年8月14日 14時