新監督。* ページ4
「全くお前は。相手は宇宙人だぞ。いつもの調子で、やろーぜ、はねぇだろうよ」
染岡くんの呆れたような言葉に嬉しそうな円堂くん。
「どんな相手でも1歩も引かない。それが円堂なんだよな。引かないぜ、俺も」
「雷門イレブンの新しい挑戦だね」
「入院しちまった半田やマックス達の為にもな」
風丸くん、一之瀬くん、土門くん。
「うぅう、俺たちほんとに宇宙人と戦うんでやんスね」
栗松くんの後ろで震える壁山くんに、またトイレか？と。
「これは武者震いっス。俺だって、雷門イレブンス！やるっス！」
「宇宙人に勝利するとなると、これは歴史に残りますね。僕も力をお貸ししましょう！」
調子のいい目金くんへ、雷門さんが待って。と声をかけた。
「時間が無いわ。怪我してる皆の回復を待てる？戦うメンバーが足りないのよ」
そう言われると皆が黙ってしまう。それは、確かにそんな時間なんてない。だけど、やらなきゃ。円堂くんが呟けば、響木さんが。
「そうだ、やらねばならん」
「監督！」
「校長先生！」
校長先生に、着いてきなさい。と言われ、着いていくと……そこは、イナビカリ修練所。
次のエイリア学園との戦いのために特訓するんですね、という円堂くんの言葉を否定した響木さん。
エレベーターへ乗り込めば、開いた先は初めて見る部屋。
沢山の機械、モニターをバックに理事長がいた。
君達だけでも無事でよかった、理事長は話を切り出した。
「最早一刻の猶予もない。奴らはこれからの破壊活動を続けるだろう。
何としてでも欠けたイレブンを集め、地上最強のサッカーイレブンを作らねばならない」
「地上最強のサッカーイレブン？」
不思議そうな円堂くんの肩に手を置いた修也くんが笑う。
そして、あのエイリア学園を倒すためには……と理事長が言葉を続けるのに円堂くんは遮った。
「理事長！俺達にやらせてください。俺達がやります。みんな！やろう！日本一の次は宇宙一だ！」
おー！と声を上げる。世界を飛ばして宇宙かあ、と思っていれば響木さんが準備が出来次第、出発だと教えてくれる。
「円堂、頼んだぞ」
「え？」
「頼んだぞ、って……監督は？」
風丸くんが皆の疑問を聞いてくれる。たった一言、俺はいかん。と。
皆が動揺の声を漏らす中。
理事長から頼まれ、一緒に同行できないことを説明されれば、円堂くんがそんなあ、と肩を落とす。
1年生も不安を口々に。
「心配するな」
「紹介しよう、新監督の吉良瞳子くんだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
あの夏の向日葵畑で。Part 2【イナズマイレブン】
【野坂悠馬】戦術の皇帝と聡眼の麗乙女 �宗撻ぅ淵坤泪ぅ譽屮鵐�リオンの刻印】
ト シ ノ サ【不動明王】Part16
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
守羽(プロフ) - マナさん» コメントありがとうございます。すみません…手違いで先に続編を立ててしまった次第です。本日続編分まで合わせて更新するのでお待ち頂けたら幸いです。 (2022年8月19日 16時) (
レス) id: d0d25ba477 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - この話の続きが気になってますが、パスワードがかかっており話が読めないのですが…… (2022年8月19日 9時) (レス) id: dac527e381 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：楸 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hisagi/
作成日時：2022年8月14日 14時
