最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。弐

74話 さぁこっからが本番だ！！ ページ28

空虚「そうだ……猗窩座さぁん！！俺が黒山Aを見張ってるんで、猗窩座さんは煉獄杏寿郎を鬼にでもしてください！！」



『はぁ？お前何を』




猗窩座「…そうだな。では任せるぞ空虚！！」




空虚「お任せ下さい！！」




猗窩座「行くぞ煉獄！！」




煉獄「っ空虚と言ったか？そこの君は。」




『ちょっ、煉獄早く動け！！猗窩座が向かってきてっ』



煉獄「A少女にそれ以上何かしたら俺は許さない。」ｷｯ




空虚「っ！？」ｿﾞﾜｯ




猗窩座「さぁ鬼になれ煉獄！！」




煉獄「ならないと言っているだろう！！」ｶﾞｷﾝﾂ




キンッ ガッ ガキンッ




(…煉獄は、恐らく負けてしまう。)




私を含め、炭治郎と善逸と伊之助を守らなければならないというプレッシャーと、そこにいきなり登場した上弦の参の猗窩座。そして、空から私に向かって降ってきたスペース……今は空虚か、の登場により混乱してるはずだ。




だが死ぬのは駄目だ、お前は死んだら駄目だ。




(お前が死んだら悲しむ奴は大勢いるんだろう？)




空虚「…おいA、何もするなよ？」




『…はっ、私の思考を視ていてよく言えたものだな空虚よ。』




空虚「…」




『てかさ、空虚って名前、凄い皮肉だなぁ。』




『空虚ってさ、中に何も無い事と、価値や内容が無い事を意味する言葉だろ？本当にお前の事を言ってるみたいだよなぁ？』




空虚「…何が言いたいんだ？」





『今のお前に存在価値は無い。何も無い。体の中身も、存在価値も、信頼も、何も無いんだ。』




空虚「それで？俺を動揺させようったって無駄だぜ？確かにお前の言う通り体の中身は無いし、鬼舞辻無惨の信頼も無い、まぁ俺は鬼じゃないし。それに俺たち人造人間に存在価値なんて元々ないだろ。」




『…まぁ、それもそうだけどな。私はただ…体の中身が無いお前が哀れで仕方ないんだ。』




空虚「…へぇ？」




『だからさ……これは“おまけ”だ。』ﾊﾞｯ




私は素早く動き空虚からの拘束を解いた。




空虚「なっ！？」



そして…




ゴッ




空虚「いっ！？」



空虚のおでこに私のおでこを思い切りくっ付けた。…まぁさっき踏まれたの痛かったからやり返したのもある…



『ってて……お前確か脳はこちらにあったよな？』




空虚「何してんだよトランス！！」




『焦るなよ、今の私は黒山Aだ。』ﾆｯ




私の時間操作能力は



その者に実体があれば時間を操れるんだ

75話 私はいつまでたっても弱者である？？？→←73話 本当に駄犬に成り下がったのかスペース。

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