最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

38章 怖い大人に沢山囲まれたし話しかけられてるよ。 ページ39

パチッ



『……』ﾑｸﾘ



どこだここは、石の地面にそのまま置くなよ、痛くて起きたわ。



？「君は本当に人間ですか？なぜ起き上がれるのかな？」



『…“メモリーチェック”』ｷﾞｭﾙﾝ



？「あら？今君一瞬目が赤くなりましたね、何をしたんですか？」



ふむ、胡蝶しのぶか、死んだ姉がいるのか…胡蝶カナエか、優しそうな人だなぁ。

あぁ本当に優しいせいで死んだのか、なるほど……この鬼か。

なら君はこの鬼の姿になったらどんな反応をするのかな？



？「おっ、お前自力で起きたのか！！派手に化け物だな！！」



……誰だこいつ。まて、視界がよく見えるようになって気づいた……強いやつが沢山いるぞ。

うかつに能力を使ったら……やばいな。



？「うむ！！すごいな君は！！右腕が無いのに悲しんでもないし苦しんでもないな！！だが隊律違反だ！！」



？「この子凄く可愛いわぁ！！真っ黒で！！黒猫みたいね！！腕は大丈夫かしら……」



？「あぁ……哀れな子供だ……まだ幼いのに腕を失くしたのか……」ジャリジャリ



『…腕ぐらいなんだ、足があるのなら戦えるだろう。』



？「…お前、何歳だ？」



『さぁ、知らないがおよそ15歳だろ。』



しのぶ「自分の年齢を知らないのですか？Aさん。」



『あぁ、黒山Aという名前も本当の名前じゃないしな。』



？「君も僕と同じなの…？」



なんだこの子は、目が死んでる。




『さぁね、自分の頭で考えなさい。君はまだ頭があるだろう？』




？「…うん。」




『君の名前は？』




？「…時透無一郎。」



『…無一郎か…』



確か博士が昔に、私が試作品でナンバーすら無いも同然だと病んでいた時に。

無くていいじゃないか、無ってのはな、無限の可能性があるんだぞトランス。

と言って慰めてくれたか……



『…いいな、その名前。無一郎の無は…無限の無か？』




無一郎「っ…？？」



ん？一瞬動揺したな？なんだ？？




？「…君は本当に15歳か？俺達と同い歳……いや、歳上のように感じるが……」



そりゃあそうだろう、なんたって私は200歳は超えてる。



(あれ？言ってなかったっけ？？あぁ0が1個少なかっただけだあんま気にすんな。)




『…秘密だ。』ニッ



ん？4人の気配が此方に向かってるな。



隠「失礼します！！」


隠「し、失礼します！！」



『…あ！？』



炭治郎と禰豆子を隠が連れてきてた。


てかあの隠私に手刀落としたやつじゃねぇか許さねぇ。

39話 隠の人が炭治郎起こせとか言うから声真似したよ。→←37話 やべぇ本部に連れてかれる。

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