最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

36話 蝶々みたいで優しそうなお姉さんだと思ったらただのサイコパスだった件について。 ページ37

？「何なんでしょうか。」



？「そんなんだからみんなに嫌われるんですよ？」



(……えぇ酷っ。)



？「……」ｸﾙｯ ｽﾀｽﾀ



何だ？こっちに来た。



？「…貴方、右腕がありませんが大丈夫ですか？見たところ体全身切り傷で血が大量に減っていますが……何故立てているんですか？」



『……さぁ、慣れてるんで。』




？「…そうですか。とりあえず止血しますね。」




と言い女の人は私に色々手当してくれた。

まぁ死ねばすぐ治るから意味ないんだがな。

ご丁寧に腕まで包帯を巻いてくれた……巻くのうまくね？



？「さぁ冨岡さんどいてくださいね。」




義勇「俺は嫌われてない。」




(……そんなに気にしてるんだな……君。)




？「あぁそれ…すみません嫌われている自覚が無かったんですね。余計なことを言ってしまって申し訳ないです。」



炭治郎「……」



炭治郎も哀れなめで見るの辞めてあげなよ、傷を抉るだけだよ…



？「坊や。」



炭治郎「はいっ」



？「坊やが庇っているのは鬼ですよ。危ないですから離れてください。」ﾋｿﾋｿ




炭治郎「ちっ…！！違います、いや違わないけど…あの…っ妹なんです！！俺の妹でそれでっ！」




？「まぁそうなのですか可哀想に。では＿…」



？「苦しまないよう優しい毒で殺してあげましょうね。」




あぁこの人敵だ。




炭治郎「……」




義勇「動けるか。」



炭治郎「！！」



義勇「動けなくても根性で動け、妹を連れて逃げろ。」




炭治郎「…冨岡さん」




義勇「おいそこのお前、炭治郎と妹を連れて逃げるのを手伝え。」




『……もちろん。』ﾊﾞｯ




炭治郎「A！？駄目だそんな怪我じゃ！！」




『大丈夫、これでも君と禰豆子ぐらいなら担げる。』



舐めるなよ炭治郎、私は最強の殺し屋だぞ？何人大人の死体を運んだか…



炭治郎「っすみません冨岡さん！！ありがとうございます！！」



ダッ



よっしゃ！！箱持って逃げんべ！！

と言っても片手ないから…



『ふんっ！！』ｶﾞﾌﾞｯ



口で掴むしかないんだけどね。



炭治郎「すまないAっ俺が動けないからっ。」



とりあえず喋れないから全然OKだよって事でウィンクしといた。



ただまぁ左手で2人持つのは結構きついなぁ。

てか持ち方大丈夫かな…




後ろに誰かいるな…



ドンッ



？「っ、？」



踏まれる訳には行かないんだよお嬢ちゃん。

37話 やべぇ本部に連れてかれる。→←35話 地獄への土産に累のお母さんとお父さんの姿になったよ。

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