最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

25話 我妻善逸！！金髪いいねぇ！！ ページ26

『“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




『…母上。』




珠世「……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ




うげっ…泣かせちゃった。




でもとりあえず。




『私を産んでくれてありがとう、大好きですよ母上。』




珠世「…っ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ




『“解除”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




『…珠世さん』




珠世「Aさんっ…ありがとうございます…ありがとう……」




この世界に来てから、この能力を使って2度お礼を言われた。

それが凄く嬉しいんだ。




愈史郎「珠世様…？」




禰豆子「むぅー！！」ｷﾞｭｩｯ




禰豆子ちゃんが泣いてる珠世さんを見て抱きついた、そういえば鱗滝さんが、禰豆子ちゃんに人間が自分の家族に見える暗示をかけたように言っていたな。

なら禰豆子ちゃんは今珠世さんがお母さんに見えているのかな…




珠世さんが泣き止んだあと、私の血を摂らせて欲しいと言われた。

私の血はあの異形の鬼も言っていたように、稀血の中の稀血らしくて。

もちろん私は、



『全然いいですよ！』



と言った、血を摂った後、帰り際に珠世さんは息子に会わせてくれたお礼にと、藤の花の香りが強く着いた御守りをくれた。

一瞬だけ心に何かを感じた、暖かい何かを、一瞬だけ…


… … …


鴉「南南東！南南東！南南東！！次ノ場所ハァ南南東！！」



炭治郎「わかった！！わかったからもう少し黙ってくれ、頼むよ」



鴉「ギャーッ！！」



(うるせぇ…)



？「頼むよ！！頼む頼む頼む！！結婚してくれ！いつ死ぬかわからないんだ俺は！！だから結婚して欲しいというわけで！！頼むよォ───ッ」




炭治郎「何だ？」




『ん？あっれあいつは…』




なんだアイツかよ、最終選別の時に私に求婚してきたパツキンヤンキーじゃねぇか。



『…善逸！！』ﾊﾞｷｯ




善逸「痛いっ！？えぇっ！？いきなり何すんだよ！！…ってAちゃんっ！？」




『…酷いわ善逸っ…私というものがありながら知らない人に求婚だなんてっ！！』




炭治郎「…何言ってるんだA。」




『…ちょっとした冗談。』



その後善逸は炭治郎に女の子と引き剥がされて、炭治郎は善逸の事汚いものを見るような目で見てた。

そんで自分で自分を悪く言い続け過呼吸になった所を炭治郎が落ち着かせてた。


私は少し離れた場所で鴉くんと他人のフリしてた。


だって知り合いだと思われたくないもん。


あの変人共と。

26話 猪突猛進の変人。→←24話 愈史郎に醜女って言われたから珠世様の姿になったら炭治郎に怒られた…

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