最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

24話 愈史郎に醜女って言われたから珠世様の姿になったら炭治郎に怒られた… ページ25

『…っ…そうだ…私はっ！！』



3回ほど死んでいたのか……それほど容量オーバーしていたのか…




もうすぐ夜明けだ…




『っ“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




犬だ、犬になって炭治郎を追え、急げ急げ。




『ﾊｧ…ﾊｧ…ﾊｧ！！』




見つけた、ここに居る、早く、早く炭治郎の元へ。




『ｯ“解除”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




壊れた家の中に入り、階段を駆け下りる。




『ｯ炭治郎！！』




炭治郎「え？ｯA！？」




(…良かった、死んでない。)




炭治郎「どうしたんだその服はっ、血だらけだぞ！？」ｶﾞｼｯ




こっちに駆け寄り私の肩を掴む炭治郎。




『…あ、これは大丈夫だから、私の血だよ。』




炭治郎「尚更大丈夫じゃないだろうっ！！」




『本当に大丈夫だから、それよりも炭治郎、この人達誰？凄い警戒されて今にも攻撃されそうなんだけど。』




炭治郎「っまったくAは…」



その後、炭治郎は何回も私に本当に大丈夫なのか？と聞きながらも説明してくれた。


珠世さんのこと、愈史郎のこと、鬼と戦っていたこと…禰豆子を人間に戻せるかもしれないこと。




『そっか…禰豆子ちゃんを人間に戻せるかもしれないのか。』




珠世「炭治郎さん、そちらの方は？」




炭治郎「珠世さん、この子は黒山Aと言って俺と同じ鬼殺隊です。」




『どうもよろしくお願いします珠世さん』




愈史郎「ふんっ、醜女が。」




おん？てめぇ今なんったよ。




『“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ




『愈史郎、誰が醜女だって？』




愈史郎「ｯ珠世様っ！？！？」



許さんぞ愈史郎、博士がくれた顔に醜女だと言いやがって…۹(◦`H´◦)۶ﾌﾟﾝｽｶ！




炭治郎「あぁ…A…」




珠世「…どういう事でしょうかAさん…」




炭治郎「…A。」




『…てへ☆』




もちろん炭治郎に激おこプンプン丸された。



その後ちゃんと元の姿に戻って、私の変身能力の事と、記憶を視る能力について話した。




珠世「そうだったのですか…」




『はい、すみません驚かせてしまって。』




珠世「いえいえそんな」




『…“メモリーチェック”』ｷﾞｭﾙﾝｯ




炭治郎「あっこらAまたっ」




…なんだこれ、この人の記憶。


ほとんど泣いてる記憶だ…


息子さんに…会いたかったのか…




珠世「あら、本当に目が赤く…」




なら私が会わせてあげよう。



おまけでもなんでもない。



ただの善意だ。

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