最強の殺し屋は転生して鬼狩りするんだって。壱

13話 おはよう愛しの禰豆子ちゃん ページ14

『君はきっとあの子のお兄さんだろ？まずは心配しなさいよ、もしかして君、心無いの？』




炭治郎「Aっ？？？」




黒髪の子「…」ｼﾞｰ




(なんでそんな見るの？え？顔に穴あくぐらい見てくるじゃんやめてよ。)




黒髪の子「…ではあちらから、刀を造る鋼を選んでくださいませ。」




(無視かい。)




黒髪の子「鬼を滅殺し、己の身を守る刀の鋼は、御自分で選ぶのです。」




『……あそうだ、ねぇ黒髪の男の子君、私の刀にその鋼くっつけられる？この刀使いたいんだよね。』





黒髪の子「…分かりました、では刀をお預かり致します。」





『ありがとうね。』


………………………………………………………………

『……炭治郎、大丈夫？？』




炭治郎「すまない…体中痛くて…支給服すら重いんだ…」




まぁそりゃそうだ、私は１回死んだから体力MAXだから全然平気だけど。
炭治郎は……辛そうだな。





『…ふむ、“トランスフォーム”』ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ





炭治郎「…えぇ！？A…その姿……狼か？」





『そうさ炭治郎、さぁ乗って、ゆっくり歩いてく、肋折れてるかもしんないからね炭治郎。』





炭治郎「でも……俺は重いぞ？」




『…ははは！！なんだそんなことか！気にするな炭治郎、私は300Kgまでなら背負えるからな。』





炭治郎「…そうか、なら頼む。」





『…ちゃんと捕まったか？』





炭治郎「あぁ」





『よし、じゃあ行くか。』ﾄﾀﾄﾀ





(……どうしよう、馬の方が良かったかな…)





おばさん「…ねぇ坊や、その犬…狼じゃ」





炭治郎「えっ！？いやいやこれは俺の犬ですから！！」





『……わ、わんわん。』




どうしよ、本当に馬になる？でももうすぐ家着くし…それに馬だともっと揺れるし…




…よし、狼で行こう。




『…お、炭治郎ついたよ。』




ミシッ ドガ！！





『……へ？』





てくてくてく




炭治郎「あ───っ禰豆子ォお前っ…起きたのかぁ！！！」




禰豆子「！！」タッ




炭治郎「禰豆子っ…」




『炭治郎いきなりおりたら』




どてん 炭治郎「うぐっ」




ギュウ




炭治郎「わ───っお前何で急に寝るんだよォ！！ずっとおきないでさぁ！死ぬかと思っただろうがぁ！！」




炭治郎……そうか不安だったんだな。

おや、この気配は…



カランッ



ガシッ 鱗滝「よく生きて戻った！！！」




鱗滝「Aもな。」




『……うん！！ただいま！！』

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