おやすみ ページ1
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「どうしたの?」
モゾモゾ モゾモゾと落ち着きがない彼女に声をかけると、小さく肩をビクつかせ、ゆっくりとこちらを向いた
「落ち着かない?寝れない?」
そう聞きながら指で彼女の髪の毛を撫でると、困ったようにへにゃへにゃと眉を下げて笑う
寝れないんだ、、
「一緒に寝るの緊張するなら別々に寝ようか?」
彼女は小さく首を横に振って「弦月と一緒がいい。ドキドキするけど」と言う
「なにそれ。可愛いね。でもちゃんと寝れないと明日しんどくない?」
「明日休みだし、平気」
「それ寝れない前提の話でしょ。もう。しょうがないなぁ」
「?ごめんね?」
「ん〜?全然?ほら、目ぇ瞑って、僕の声だけ聞きな」
「うん」
「はい、息をゆっくり大きく吸ってみて、そしてゆっくりはいてごらん。そう、上手。続けて。…………だんだん体が重くなって、でも頭はふわふわして、眠たくなってくるよ。気持ちいいね。そのままふわふわに身を任せて、ほら、……。おやすみ。」
僕の言う事を素直に聞いて眠りについた彼女。
布団を直して、おでことおでこを優しくくっつけた。じわりじわりと暖かくなる温度を感じながら願う。
夢の中でも会えますように。
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リリリリリ - 甘々だぁ‼︎一気読みしちゃいました‼︎この小説大好きです‼︎😭無理せず更新頑張ってください‼︎ (2022年4月10日 2時) (レス) @page9 id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2021年10月9日 18時