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11 高杉 ページ11























 ____なんで、こうなったんですか…?


 どうして私は彼に殺されそうになっているのでしょう









高杉「俺に会っちまった自分を恨むんだなァ?」




 貴女を探しに来ただけなのに…
 























 神威さんと争ったあとの部屋は…

 大型地震が来たときの後のような、そんな被害でした。はわわ




『片付けないと月詠さんに怒られてしまう』



 あ…床に血が垂れてる…

 拭かないと



 ____そっとしゃがんだ瞬間だった
















?「なァ、赤髪の三つ編みをした男を見なかったか?」








 えっ!?

 いつの間に、部屋の入り口に




 紫色の着物…蝶々の模様入りだ

 綺麗な紫色の髪…
 どうして片目に眼帯を…?





 …ってああ、私はその現状を知っています











 ____高杉晋助



 私が探している四人の方のうちのひとりです










高杉「聞こえてんだろ?答えろ」








 あ…ああ…

 身体中が震え始めています



 殺気だらけに空気です…




『あ…あちらに…』



 私は震える腕を抑えながら、窓の向こうを差しました



高杉「外か…」











 逃げなきゃ…



 





 この空気は危ない、そう察しました


 副長さんが私のことを捕まえようとしたときの空気とは大違い



 それよりももっと…



 もっと…





 ____残酷でおぞましい殺気がします













 腰を上げて、はやく…


 はやく…


















高杉「まあ…急ぐことはねェよなァ」



 んぐっ


 首に…刀…?え…さっきまであそこにいらしたのに…



 一瞬で…?





高杉「そう逃げるな。幕府の犬に報告されたら困る…」



「せっかく遊郭に来たんだ、




 ____酒の相手でもしてくれ」





 ククッ、と彼は不気味に笑いました


 まるで、私の恐怖を見透かしているみたいです








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紅音 - 初コメ失礼します。とても面白いです!更新頑張ってください!楽しみにしています。 (2022年8月6日 14時) (レス) @page10 id: 49df10a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
歴史クイズ - 続き楽しみにしてます! (2022年8月1日 13時) (レス) @page10 id: ce3cc772d9 (このIDを非表示/違反報告)
緋村 - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年7月8日 22時) (レス) @page6 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真灯 | 作成日時:2022年7月2日 20時

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